セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、2月18日にオンライン会見を行なった。今季の開幕戦はアウェーで横浜F・マリノスと対戦。初めて開幕から指揮を執る指揮官は、確かな手応えとともに白星スタートに意気込んでいる。

上写真=開幕を明日に控え、笑顔で練習の指揮を執った小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)

「待ち遠しい気持ちでいっぱい」

 2022年の明治安田生命J1リーグは2月18日に開幕し、C大阪は19日にアウェーに乗り込んで横浜FMと対戦する。前日練習を終えて会見に臨んだ小菊監督は「始動して5週間が経ちましたが、選手たちが非常に高いモチベーションで、一体感を持って取り組んでくれたので、素晴らしい準備ができた。待ち遠しい気持ちでいっぱいです」と開幕への思いを語った。

 長年コーチとしてクラブを支えてきたが、昨年8月、契約解除となったレヴィー・クルピ監督の後任として監督に。リーグ戦未勝利が続いていたチームを立て直し、JリーグYBCルヴァンカップ準優勝、天皇杯ベスト4と、タイトルまであと少しのところまで導いた。

 初めて開幕から指揮を執る新シーズンに向け、キャンプなど準備期間では「選手たちが日々良い競争の中で、私たちがデザインする攻守の約束事や規律を表現する時間が増えるなど、時間の経過とともに完成度が増してきた実感がある」という。「守備は全員でハードワークして、その中で自分の規律を全うする。攻撃は、どうボールを動かしながらゴールに結びつけるのか、といったところも時間をかけて準備してきた」と振り返り、「明日は準備してきたことが、たくさん出る試合になると思う」と力強く語った。

 相手の横浜FMは「攻守に、重心が前に強いチームだと思っている」と分析。その上で「その前に強い矢印を、いかにかいくぐることができるか。もしくは矢印をうまく利用することができるか。そういったところがキーになると思う」と勝利へのポイントを挙げた。

 MF坂元達裕とDF瀬古歩夢が海外移籍、FW大久保嘉人の現役引退など戦力の入れ替わりもあった中で始まる新シーズン。「チームとして自信を持って明日の試合に臨むのですが、やはり勝利という結果が出れば、チームの成長がさらに加速する。重い試合だと思う」と開幕戦を見据えた指揮官は「内容、結果ともに勝ち取りたい」と強い決意を口にした。


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