川崎フロンターレは2021年の明治安田生命J1リーグチャンピオンとして、第101回天皇杯優勝の浦和レッズを迎える。2月12日に行われる富士フイルムスーパーカップ2022で、川崎Fは選手2人、スタッフ2人が新型コロナウイルスの陽性判定を受ける事態にも、鬼木達監督は100パーセントの力を惜しみなく出して、勝負にこだわるつもりだ。

上写真=鬼木達監督はシーズン最初の試合で「魅了するゲームを」(写真◎スクリーンショット)

チャナティップが与える「驚き」

 川崎フロンターレの選手2人とスタッフ2人が新型コロナウイルス感染症で陽性判定を受けたことが、2月11日に発表された。12日の富士フイルムスーパーカップ2022には出場条件を満たした選手がピッチに立つことになるが、鬼木達監督はいきなり難しい舵取りを任されることになった。

 それでも、川崎Fと浦和レッズのファン・サポーターだけではなく、すべてのサッカーファンがワクワクする試合にする。川崎Fの鬼木達監督が、誓う。

「サッカーファンを魅了できるような、お互いが激しくぶつかり合えるようなゲームができればと思っています」

 リーグ開幕を前に行われる祝祭的なゲームだし、それぞれキャンプを経て鍛えてきた疲労もあって、新型コロナウイルス感染症陽性判定を受けた選手もいるから、コンディションがベストではないかもしれない。だが、鬼木監督は断言する。

「まだまだの部分もあれば、積み上げることができたいい部分もあります。どちらが多く出るかわかりませんが、100パーセントの姿勢で戦うことで、またいい課題をもらえますから、100パーセントの気持ちと体で戦いたい。それに尽きますね」

 どちらも真正面から攻め抜く攻撃サッカーを掲げているチームだ。川崎Fでは、新加入のタイ代表MFチャナティップが攻撃にどんな可能性を加えるかに興味が集まる。もちろん、鬼木監督は起用するかどうかの明言は避けたが、そのヒントが想像力をかき立てる。

「技術はトップクラスですから、改めて偉大な選手だと思います。彼が融合していろいろな驚きを、見ている人にも一緒にやっている人にも刺激として与えて、イマジネーションを生み出すチームになっていければいいと思います」

 これまでも技術とコンビネーションで魅了してきたスタイルの中に、新たなイマジネーションが生まれるという自信だ。

「やるからには、勝負にこだわりたい」

 J1で3連覇、悲願のAFCチャンピオンズリーグ優勝を掲げるシーズンに、鬼木監督の目の鋭さは変わっていない。


This article is a sponsored article by
''.