京都サンガF.C.は1月中旬から沖縄でキャンプをスタートさせているが、新外国籍選手も隔離期間を終えて先日、合流。モンテディオ山形から加入したマルティノスもトレーニングを開始し、新シーズンに向けた意気込みを語った。

上写真=チームに合流し、トレーニングをスタートさせたマルティノス(写真提供◎京都サンガF.C.)

彼の言葉を信じてここに来ました

 今季、京都に加わったマルティノスは2016年に横浜F・マリノスに加入した後、18年から浦和レッズ、21年にはベガルタ仙台とモンテディオ山形でプレーしてきた「Jリーグ」歴の豊富な選手だ。サイドからの仕掛けが武器で、チャンスメーカーとしてその力を発揮する。来日7年目のシーズンに加入した京都でも同様に、自らの特長を示したいと話す。

「自分はウイングの選手なのでクロスを供給してウタカ選手たちに得点させることをチームから期待されていると思います」

 得点も当然狙うが、チャンスを生み出して勝利に貢献すると誓っている。とりわけ、以前から友人関係にあるピーター・ウタカをアシストしたいという。京都加入のきっかけもウタカの存在が大きかった。

「ウタカ選手がいたことが大きい。彼は自分の友人ですし、兄弟のような存在です。彼からもこのクラブは良いクラブで、良い選手そろっていると聞いています。彼の言葉を信じて自分はここに来ました」

 知り合ったのは数年前。共通の知人であるカルフィン・ヨン・ア・ピン(昨季岐阜に所属)を通じて交流を深めた。「いつか一緒にプレーしたい」と話していたという。

 マルティノスからウタカというホットラインが開通すれば、京都にまた新たな武器が加わることになる。もちろん、京都で定位置を約束されているわけではない。まずは京都のスタイルに慣れることが必要だろう。本人は「まだ来たばかりで京都のイメージを話すのは難しいけど、ビッグチームだとは聞いていました。実際、ここに来てみての印象は、自分を歓迎してくれていますし、みんな良い人です。これからいろんなことを成し遂げることができるのではないかなと思います」とチームにフィットすることに不安はない。

「自分もまだトレーニングを始めたばかりですが、シーズンの試合が始まるまでには自分も良い状態に持っていけると思っています」

 2022シーズン、チョウ・キジェ監督のもと、チームは12年ぶりのJ1に挑む。5年半、J1で戦った経験を持つマルティノスに対する期待は大きい。


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