FC東京は15日、都内で新体制発表会を開催し、新たな経営体制でスタートを切る2022シーズンの目標を説明し、新加入選手を紹介した。アルベル新監督のもと、スタイルの転換を図り、人々を魅了したいと強調。首都クラブは今、新たなフェーズに入った。

上写真=左から岡庭、山下、アルベル監督、木本、安田、梶浦(写真提供◎FC東京)

目指すのは首都に相応しいクラブ

 2022シーズンは、FC東京がミクシィグループに参画し、新たな経営体制で臨む最初のシーズンになる。新体制発表会のなかで、川岸滋也取締役は伝統に新しい価値を「足し算」、「掛け算」していきたいと話し、「首都東京に相応しいクラブになる」と強調した。

 掲げるのは楽しませるサッカーであり、魅了するサッカーの実現。これまでの激しくソリッドなスタイルから転換を図り、東京中を巻き込むエンターテインメントの提供を目指す。クラブはそのために新たにアルベル・プッチ・オルトネダ監督を招へい。昨季までアルビレックス新潟を率いてポジショナルプレーを浸透させた指揮官とともに、より魅力的なスタイルを築き上げていくと宣言した。

 指揮を託されたアルベル監督は、ピッチ上で結果を出すためにある程度、時間が必要と話す。「最初の6か月間はそれなりに苦しむ時間が続くと思います。色々なことを試し、調整しなければいけない。そして半年経ったときには新しいプレースタイルを理解したうえでいいプレーができ始めるでしょう」と説明。さらに「それを1年間続けたのち、2シーズン目は当然、いいスタートが切れると予想されます。そしてそのプロジェクトが継続すれば3年目はより高いレベルでプレーできると思います」と、段階的に成長していく自身のイメージについて言及した。

 むろん、クラブとしてタイトル奪取を掲げているが、魅惑的なサッカーによってそれを実現するとしている。この日の新体制発表会には新加入の山下敬大、木本恭生、岡庭愁人、安田虎士朗、梶浦勇輝が登壇。入国後の隔離中であるヤクブ・スウォビィク、エンリケ・トレヴィザン、学校行事のため欠席の松木玖生は、オンラインで参加した。発表された新シーズンの陣容は下記の通り(田川亨介は現在、海外移籍のため交渉中)。33人の選手とともに、アルベル・トーキョーは東京のエンタテインメントの象徴となるべく、船出する。

2022シーズン・FC東京メンバー

No.Pos.名前
1GK児玉 剛
3DF森重 真人
5DF長友 佑都
6DF小川 諒也
7MF三田 啓貴
8MF髙萩 洋次郎
9FWディエゴ・オリヴェイラ
10MF東 慶悟
11FW永井 謙佑
13GK波多野 豪
14MF内田 宅哉
15MFアダイウトン
16MF青木 拓矢
17MF紺野 和也
18MF品田 愛斗
19FW山下 敬大
20MFレアンドロ
23MF渡邊 凌磨
24GKヤクブ・スウォビィク
25DF蓮川 壮大
28DF鈴木 準弥
29DF岡崎 慎
30DF木本 恭生
31MF安部 柊斗
33GK林 彰洋
37DF中村 帆高
39DF岡庭 愁人
40MF平川 怜
43MF梶浦 勇輝
44MF松木 玖生
45MF安田 虎士朗
49DFバングーナガンデ 佳史扶
50DFエンリケ・トレヴィザン

スタッフ

監督アルベル プッチ オルトネダ
ヘッドコーチ安間 貴義
コーチ佐藤 由紀彦
フィジカルコーチエウ ガヴィラン
GKコーチ藤原 寿徳
アシスタントGKコーチ山下 渉太
インディビデュアルコーチ白井 裕之
コーチ兼アナリスト栗本 悠人
コーチ兼アナリスト近藤 大輔
チーフトレーナー青木 直文
フィジオセラピスト中村 有希
マッサー平原 陽二
アスレティックトレーナー松原 佑治
チーフマネージャー兼通訳伴 和暁
マネージャー兼通訳飯野 一徳
マネージャー兼通訳小林 俊也
通訳村松 尚登
ホペイロ山川 幸則
マネージャー兼エキップ相馬 郁哉

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