【福岡】新体制発表会で「Ｊ1定着」へ決意表明。「アップグレード」の準備が整う！

上写真＝8日に新体制発表会を開催。左から熊本、井上、長谷部監督、前嶋、田中（写真◎アビスパ福岡）

戻ってこれたことをうれしく思います（田中）

　目標は「Ｊ1定着」。川森敬史代表取締役社長はきっぱりと口にした。厳しい戦いになることを踏まえた上で、長谷部茂利監督も引き続き、「アグレッシブなスタイル」を打ち出して臨むと語った。昨季に関して「守備の面ではリーグでも上位の水準」と分析したうえで、「改善点は攻撃」と指摘。「全員で得点につながるようなプレーをしよう」と年頭のミーティングで選手にも話したとし、昨季以上の成績、すなわちリーグ戦８位以上を見据えて戦っていくと意気込んだ。

　この日の新体制発表には、入国時の隔離期間にあるために欠席したルキアンを除く、田中達也、熊本雄太、前嶋洋太、井上聖也の４人の新加入選手が出席。チーム編成について柳田伸明強化部長は期限付き移籍だった奈良竜樹、永石拓海を完全移籍で獲得し、現有戦力の維持したうえでピンポイントの補強により「アップグレード」することができたと説明した。チーム力の向上が期待される新加入選手のコメントは以下の通り。

15 DF 熊本雄太
「モンテディオ山形から加入することになりました熊本雄太です。名前がまだレベルファイブスタジアムだった頃からアビスパ福岡の試合を見に来て、憧れていました。憧れのエンブレムを背負って戦えることにワクワクしています。素晴らしいセンターバックの選手たちがいるので、その人たちに負けないように頑張りたいと思っています」

26 DF 井上聖也
「甲南大学から加入する井上聖也と申します。僕にとっては縁もゆかりもない福岡の地ですが、何度か練習に参加させていただいたり、去年はキャンプにも参加させていただいて、本当にスタッフ、選手、福岡の街の全部に惚れました。チャンスをいただけたのも縁だと思いますし、この縁をしっかり自分の糧にしていきたいと思っています。目標は『新アビスパの壁』。とても尊敬できる人たちばかりなので、いろんなことを聞いて吸収して、なおかつ自分の長所を発揮してハイブリッドなセンターバックになれるように頑張っていきたいと思います」

29 DF 前嶋洋太
「横浜ＦＣから加入した前嶋洋太です。今季の目標は『ファン・サポーターに愛される存在になること』です。ピッチ内で活躍してチームのために走ることができれば愛されるのではないかと思いますが、この２年間、コロナ禍の影響でなかなかファン、サポーターのみなさんと関わる機会がなかったので、プロトコルの許す限り、自分の存在をサポーターのみなさんに知ってもらい、愛される存在になれるように頑張りたいと思っています」

39 MF 田中達也
「浦和レッズから加入しました田中達也です。中学生の時にこのチームのエンブレムをつけてプレーしていて、ユース昇格は叶わなかったですが、このような形でトップチームに戻ってこれたことをうれしく思います。僕は名島小学校出身で、すごく近くに住んでいたので、この付近を車で通り、すごく不思議な気持ちで初練習を迎えました。本当に懐かしい気持ちと地元でプロのサッカー選手として戦えることに今からワクワクします。今季の目標は『チームの勝利のために全力で走る』です。ゴール数だったり、アシスト数だったり、具体的な目標を言ったほうが記事を書きやすいかもしれませんが、すみません（笑）」

17 FW ルキアン（ビデオメッセージ）
「アビスパ福岡に来るチャンスをいただき感謝しています。とてもうれしいです。非常に高いモチベーションで、ここに来たので、しっかり前を向き、自分に信頼を寄せて加入させてくれたクラブのためにベストを尽くしたい。簡単なシーズンにはならないと思いますが、しっかりとトレーニングを重ねて、何か歴史に残る目標を達成できればと思います」

　8日に始動したチームはこの後、今月23日から宮崎でキャンプに臨み、開幕に向けて準備を進めていく。

2022シーズンメンバー

★＝新加入、◇＝復帰

【写真】新体制発表会にメッセージを寄せたFWルキアン（写真◎スクリーンショット）1