上写真=横浜FCに抗議を受けたセルジオ越後氏(写真◎Getty Images)
CM出演により収入を得る契約は一切していない
横浜FCは15日、小野寺 裕司代表取締役会長CEOの名で、セルジオ越後氏のオフィシャルサイトおよびYouTubeの運営会社に対し、厳重抗議を行なったと発表した。
クラブは、2021年12月3日に配信された「辛口 激励!」「カズよ 裸の王様になるな!」と題するYouTube動画において、事実と著しく異なる内容があったと指摘。動画内でセルジオ越後氏は、カズを雇用していることが『雇っている方の責任問題』であるとしたうえで、「彼(=カズ)が CM に出てクラブにお金が入る」「それが財源になって戦力がアップする」「彼がいなくなったら横浜FCは大変なことになる」「ただそれでお金が入ればいいもんだったらそれはちょっと(カズが)利用されているみたい」などと発言。それらの発言をテロップにより殊更に強調しており、看過できないと判断した。
クラブの説明によれば、カズがCMに出演することにより収入が得られるような契約は一切しておらず、YouTubeにおけるセルジオ越後氏の発言は事実とは異なるとのこと。カズのCM出演などにより収入を得たことはなく、当然その収入により戦力をアップさせた事実もないという。
「あたかも当クラブが三浦選手のCM収入等の財源として戦力をアップさせようとし、三浦選手を利用しているかの印象を与える内容を強調して配信しており、当クラブとしてはこの指摘については大変遺憾であり、このままでは虚偽の内容が拡散されることにより当クラブの名誉が著しく毀損されるものと考え、やむなく本リリースをさせていただくことといたしました」と、横浜FCは今回の経緯についても説明している。