12月2日、鹿島アントラーズの上田綺世が練習後のオンライン取材に応じた。今季は4位以下の順位が確定したが、4位でシーズンを終えれば来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得できる可能性もある。それだけに4日の最終節ベガルタ仙台戦は必勝を期す。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう上田綺世(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「今後のキャリアを考えても大事な1年だった」
前々節で大分と引き分け、一時は順位を5位に下げたものの、今季のホーム最終戦となった前節の鳥栖戦で完封勝利を収めて再び4位に浮上し、最終節を迎えることとなった。天皇杯の結果によっては来季のACL出場権が4位のチームに回ってくるため、12月4日はアウェーの地で仙台を破り、4位の座を死守したいところだ。
「他力にはなりますけれど」と上田綺世は前置きした上で、ACL出場権獲得に向けて「最後も負けるつもりはないです」と言葉に力を込める。2021シーズンで残された最後の目標を達成できるかは天皇杯の結果次第となるが、「また来シーズンにタイトルに向けて戦う上で今シーズンの締め方が大事だと思うので、来シーズンにつながるゲームにしたい」と最高のゲームで今季を締めくくる。
「いろんなチャレンジもあったし、チャンスもありました。今後のキャリアを考えても大事な1年だったと思うので、今年得た刺激だったりを生かしていきたい」
東京五輪やカタールW杯最終予選のメンバーにも選ばれた鹿島のエースストライカーが、2021年の最後の一戦でその真価を示す。