浦和レッズは18日宇賀神友弥(33歳)が契約満了に伴い、今シーズン限りでチームを離れると発表した。浦和のアカデミー育ちで大学経由で入団。2010年からプレーし、今季で12シーズン目を迎えていた。

上写真=今季限りでの退団が決まった宇賀神友弥(写真◎Getty Images)

みなさんとは心と心で一生繋がり続けている

 宇賀神友弥が、今季限りで浦和を退団することが決まった。2010年から所属し、12シーズン目の今季は17試合に出場。浦和育ちの選手は33歳となり、クラブが世代交代を進める中で、契約を満了することになった。

「親愛なるみなさまへ。2021シーズンをもちまして契約満了となり、浦和レッズを離れることになりました。12歳の時、初めて浦和レッズのユニフォームに袖を通した日の興奮を今でも覚えています。高校を卒業しプロになれなかった自分がもう一度浦和に帰ってきた日、初めて埼玉スタジアムのピッチに立った日を今でも覚えています。
 なぜあの時の感情がこんなにも心に残っているのか。それはすべて浦和レッズという素晴らしいクラブ、ファン・サポーターのみなさんのおかげだと思います。どんな時も全力で支えてくれたサポーター。あの満員の埼玉スタジアムで響き渡る「We are REDS!」が何度自分たちを奮い立たせてくれたことか。本当に感謝しています。
 浦和レッズを離れなければいけないということはとても寂しいですが、みなさんとは心と心で一生繋がり続けていると信じています。浦和レッズで引退するという夢は叶いませんでしたが、みなさんと共に掴んだルヴァンカップ、天皇杯、ACLの3つの栄光は私の人生の宝物です。
 掴むことのできなかったリーグ優勝、そして3度目のアジア制覇はみんなに託しました。任せたぞ!!
 ありがとう。そしてさようなら。また会いましょう。浦和レッズを、浦和の街を、愛しています」

 阿部勇樹が引退を発表し、槙野智章も今季限りの退団が決定。そして今回、宇賀神の契約満了が発表された。クラブは今、大きな変革期を迎えている。

■宇賀神友弥(うがじん・ともや)
・生年月日:1988年3月23日生まれ(33歳)
・出身地:埼玉県戸田市
・ポジション:MF
・身長/体重:172cm/71kg
・経歴:戸田南FC→浦和レッズジュニアユース→浦和レッズユース→流通経済大学→クラブ・ドラゴンズ→流通経済大学(在学中の2009年に浦和レッズの特別指定選手)→浦和レッズ


This article is a sponsored article by
''.