10月26日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは23日に行なわれたJ1リーグ第33節でFC東京に競り勝ち、およそ1カ月ぶりの白星を手に入れた。次は27日に等々力陸上競技場で川崎フロンターレとの天皇杯準々決勝を戦う。
上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「選手だけでなく、スタッフも一丸となって勝ちをもぎ取る」
川崎Fとの今季3度目の対戦は、天皇杯ベスト4入りを懸けた決戦となる。「勝ちに向けていい準備ができています。もう選手たちも分かっているでしょうが、一つになって戦えるように、そして結果をもぎ取れるように、実際に明日、ぶつかるだけです」と、相馬直樹監督は言葉に力を込める。
今季、川崎Fとはすでにリーグ戦で2度戦い、どちらも接戦を演じながら終盤の失点に泣いて敗れた。「当然、簡単なゲームには絶対にならない」と指揮官は表情を引き締め、「スタートから最後の笛が鳴るまで集中を切らさないこと。そして、心の中にある“勝ちたい”という炎を絶やさないように、しっかりと全員が手を取り合って戦うことが大事になる」と、“3度目の正直”で勝利をつかみ取るためにチームの闘志に火をつける。
「選手だけでなく、スタッフも一丸となって勝ちをもぎ取る。そして、我々がタイトルに近づけるようにしたいと思います」
勝利への情熱と冷静さを持ちながら、10月27日、リベンジに燃える深紅の戦士たちが等々力陸上競技場に乗り込む。