10月25日、鹿島アントラーズの町田浩樹が練習後のオンライン取材に応じた。チームは23日に行なわれたJ1リーグ第33節でFC東京に競り勝ち、およそ1カ月ぶりの白星を手に入れた。次は27日に等々力陸上競技場で川崎フロンターレとの天皇杯準々決勝を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう町田浩樹(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「一発勝負なので、何があるか分からない」

 10月23日のJ1リーグ第33節FC東京戦では、アウェーの地で勝ち点3を挙げた。9月26日の第30節C大阪戦以来となる勝利を手にし、次は川崎Fとの天皇杯準々決勝に臨む。鹿島にとって川崎Fは、2018年9月のルヴァンカップでの対戦以来、3年以上も勝てていない天敵だ。

「相性の悪さというのはあるかもしれないけれど、そのぶん、どのチームよりも川崎に対しては勝てていない悔しさをみんなが強く持っている。そういった反骨心だったり、悔しさを第一にぶつけられればと思います」

 そのように話すのはセンターバックの町田浩樹。特に今シーズンのリーグ戦の対戦では、接戦を演じながらも終盤の失点に泣く試合が2度続き、アウェーでもホームでも悔しい敗戦を喫した。

「リーグ戦(の対戦)では、自分たちが意図してボールを奪うことだったり、(陣形を)コンパクトにして守備をすることだったりができている時間帯もあれば、バラバラに(プレスに)行ってしまってはがされて、うまくボールを取れない場面もありました。全員が意思統一して、まとまって戦うことができれば、一発勝負なので何があるか分からない。そのなかで、勝ちを手繰り寄せてこられると思っています」

 これまでに味わった悔しさを晴らすためにも、そしてクラブ創設30周年に花を添えるタイトル獲得へと近づくためにも、27日の川崎F戦は是が非でも勝ちたい一戦となる。

「今年は(クラブ創設)30周年で、タイトルを獲ることを掲げてシーズンをスタートさせたので、なんとしてもタイトルを獲らなければならない。獲れるチャンスは、もう天皇杯しか残っていないので、全員がタイトルを獲ることに向けて、必死になって試合に入れればと思います」

 町田をはじめとする深紅の戦士たちが、等々力陸上競技場のピッチの上で燃えたぎる闘志をぶつける。


This article is a sponsored article by
''.