横浜FCが次に戦うのはFC東京。前回対戦では0-1と僅差で敗れたが、ブラジルトリオの高速カウンターに沈められた。早川知伸監督はその強みを止めるためには、これまで通りに組織で分断する戦略を明かしている。

上写真=早川知伸監督は速攻が武器のFC東京が相手でも、これまで通りの組織的守備で対抗する(写真◎J.LEAGUE)

「攻撃に比重を置きながらいかにして崩していくか」

 横浜FCの次の相手はFC東京。早川知伸監督は「前回対戦から印象は変わっていません」と分析している。

 前回対戦とは6月19日の第18節で、一進一退の攻防ながら1点に泣いてホームゲームながら0-1で敗れた。その1点を決められたのが、ディエゴ・オリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトンのブラジルトリオによる高速カウンターからだった。

「東京は36得点を決めていて、そのうち21点、60パーセントが外国籍選手によるものです。ですから、そこを守らなければいけない。3人を止めるために現実的にどう守れるかが一番大事で、常々言うことではありますが、やはりパスの出どころを消す選択をしないと難しいゲームになります」

 前節の浦和レッズ戦も劣勢ばかりではなかったものの、0-2で敗れている。浦和はしっかりとボールを動かしてくるチームで、その対応もできていた。今度は、堅守速攻のFC東京が相手で、また異なるスタイルにフィットしていかなければならない。だが、相手の違いで守り方を変えることはないと早川監督は説明する。

「大きく変わることはありません。自分たちができることの中で相手を把握して、守備に関しては変わることはないと思います」

 攻撃では微調整を仕込んでいる。

「前節は勝つためにゴールを奪わなければならないので、そこにフォーカスしました。今週は守備はありつつも攻撃に比重を置きながらいかにして崩していくか、共有していくかについて、相手を踏まえてやりました」

 対東京のためにどんな攻撃を仕掛けていくのか。味の素スタジアムでその狙いが明らかになるはずだ。


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