通訳◎飯野一徳
上写真=最前線でチームを引っ張るディエゴ・オリヴェイラ。熱いゴールで味の素スタジアムを沸かせる(写真提供◎FC東京)
まるでマラソンのような
――今年も真夏にアウェーの連戦となりました。7試合を戦って3勝2分け2敗という成績でした。
ディエゴ・オリヴェイラ(以下、DO) 今年も昨年と同じく長いアウェー遠征でした。まるでマラソンのような連戦でした。ようやく終わってホームに戻ってくることができたわけですが、やはりアウェーというのは難しく厳しい戦いになります。今回もその通りになって、簡単な試合はありませんでしたが、逆にこれからはホームに戻って私たちが優位に立てると思いますので、いい結果を残したいと思います。
――柏レイソル時代も含め、日本でのプレーも6シーズン目となりました。高温多湿の日本の夏は慣れましたか。
DO 私がブラジルで住んでいるのは南のほうで、涼しいというか寒い地域になるので、暑いか寒いかでいえば、寒いほうが好きなんです。もちろん、ほど良い気候が一番ではありますが、暑さ寒さは選べませんから、どんな状況でもいいプレーをしなければいけないと思います。
――その暑さもようやく和らいだところで、味の素スタジアムに戻ってきました。9月12日のJ1第28節で古巣の柏と対戦。しかし残念ながら、0-1で敗れてしまいました。
DO ここまで、レアンロドやアダイウトンとの関係も、他の選手たちとも関係もうまくいっていて、それがプレーに表れて結果につながってきました。中でも前線のブラジル選手3人はFC東京のストロングポイントになりますから、相手からすればそこを警戒してくるでしょう。つまり、私たちへのマークが厳しくなる。前回の柏戦もそうだったし、この先もそうなると思いますが、厳しい警戒こそ打開していかなければなりません。まだ試合はありますから、必ず結果を残しますよ。
――打開する方法はもうイメージできていますか。
DO 3人はとてもよくコミュニケーションが取れているので、しっかりと話をしながらいろいろなチャレンジを考えています。試合ごとに相手が違いますし、戦い方も変わってきます。そこにどう対応して打開していくのか、日頃の練習から起きたことをその場で話しながら解決していきたいと思います。