9月15日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16で、セレッソ大阪MF乾貴士はフル出場したものの、0-1で敗れて敗退。直近のリーグ戦に続く完封負けに試合後は悔しさを募らせつつ、今後の巻き返しを誓った。

上写真=攻撃をリードする働きを見せた乾だが、勝利に導くことはできず(写真◎2021 Asian Football Confederation)

■2021年9月15日 ACLラウンド16(@長居球/観衆3,156人)
C大阪 0-1 浦項
得点:(浦)イ・スンモ

公式戦2試合連続の完封負け

 8月末にレヴィー・クルピ前監督が契約解除となり、コーチだった小菊昭雄氏が新監督が就任してから、C大阪の調子は上向いていた。リーグ戦は2連勝、JリーグYBCルヴァンカップでも準決勝進出を決めたが、9月11日のJ1第28節では北海道コンサドーレ札幌に0-2で完封負け。中3日で臨んだACLラウンド16も浦項(韓国)に0-1で敗れ、ホームでの一発勝負というアドバンテージを生かせず敗退となった。

 8月に加入し、前述の札幌戦が初のフル出場だった乾は、浦項戦もフル出場。鋭いドリブルやパスでチャンスを作り、自らもシュートを放つなど攻撃をリードしたが実らず、試合後は「悔しさしかないですし、不甲斐ない試合を、ここ2試合やっちゃっているので…」と険しい表情で語った。

 2011年8月にC大阪から欧州へと旅立ち、ドイツとスペインでの10年間のプレーを経て10年ぶりに復帰。徐々に出場時間を増やしてきたところで、クラブ悲願のアジア制覇に挑んだが及ばず、「みんなが戦って(グループステージを)突破してくれて、決勝トーナメントから出させてもらった。チームメイトのためにも、クラブのためにも、ファンのためにも勝ちたかった。勝てなかったのが悔しいです」と無念の思いを吐露している。
 
 公式戦2試合連続で無得点に終わった攻撃について「(選手同士が)近くで崩そうとしているので、コートを使い切れていない部分がある。みんなで修正していかなければいけない」と課題を指摘。最後は「もちろんタイトルは狙っている。まだリーグも、ルヴァンカップもあるので、そこに向けて、みんなでやっていきたい」と懸命に前を向いていた。


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