セレッソ大阪が9月15日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16で、浦項(韓国)と対戦。低調な出来だった前半に先制点を奪われると、その後の反撃も実らず、ホームのアドバンテージを生かせず完封負けを喫した。

上写真=フル出場した乾が多くのチャンスに絡んだC大阪だが、前半の失点が最後まで響いて敗退(写真◎2021 Asian Football Confederation)

■2021年9月15日 ACLラウンド16(@長居球/観衆3,156人)
C大阪 0-1 浦項
得点:(浦)イ・スンモ

・C大阪メンバー◎GKキム・ジンヒョン、DF松田陸、チアゴ(HT:西尾隆矢)、鳥海晃司、丸橋祐介、MF 藤田直之、原川力(75分:大久保嘉人)、山田寛人(86分:中島元彦)、乾貴士、FW奥埜博亮(65分:加藤陸次樹)、アダム・タガート(65分:西川潤)
 ※実際のポジションで表記

・浦項メンバー◎GKカン・ヒョンム、DFパク・スンウク、チョン・ミングァン、クォン・ワンギュ、キム・リュンソン、MFシン・グアンフン、シン・ジノ、マヌエル・パラシオス(90+2分:クォン・ギピョ)、マリオ・クヴェシッチ(60分:コ・ヨンジュン)、カン・サンウ、FWイ・スンモ
 ※実際のポジションで表記

終盤の猛攻実らず

 ホームの長居球技場(ヨドコウ桜スタジアム)での一発勝負に臨んだC大阪だが、立ち上がりから浦項のパス回しにプレッシャーがうまくかからず、苦戦を強いられる。流れを変えられないまま、25分には右CKから相手のシュートがMF原川に当たり、ファーサイドに浮いたこぼれ球をFWイ・スンモに押し込まれて先制点を奪われた。
 
 C大阪も27分にMF乾がドリブルで左サイドから中央に運び、右サイドを駆け上がってきたDF松田陸にパスを通して初の決定機を迎えたが、エリア内に侵入した松田の右足シュートはGKにセーブされる。直後には松田のセンタリングをFWアダム・タガートがヘッドで合わせたものの、右ポストをかすめてゴールキックとなった。
 
 その後はC大阪が良い形を作れなくなり、逆にパスをカットされてカウンターを浴びる場面が何度かあったが、追加点は許さず。主導権を握れないまま、1点のビハインドで前半を終えた。
 
 C大阪は後半開始からDFチアゴに代えてDF西尾を投入し、徐々にゴールに迫るシーンを増やしていくが、57分にFWアダム・タガート、61分にMF藤田がゴール前で放ったシュートは、どちらも浦項守備陣のブロックに遭う。カウンターのピンチをかろうじて防ぎながら同点を目指すものの、相手の堅陣を破れないまま時間が過ぎていった。
 
 65分にFW加藤とMF西川、75分にはFW大久保を投入して攻撃姿勢を強めるが、引いて構えながらも、ボールホルダーに対してはしっかりアプローチしてくる浦項の守備を崩せない。試合終了間際にはDF鳥海やFW中島が際どいシュートを放ったが、最後までゴールを割れないまま試合終了。低調だった前半の失点が響き、ホーム開催のアドバンテージを生かせず敗退となった。


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