9月3日、鹿島アントラーズのディエゴ・ピトゥカが練習後のオンライン取材に応じた。8月から続くアウェー連戦の最後となった9月1日のルヴァンカップ準々決勝第1戦では名古屋グランパスに敵地で0-2と敗れた。逆転を狙う第2戦はホームのカシマスタジアムで無観客開催となる。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうディエゴ・ピトゥカ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

ホーム無観客開催。「サポーターは自宅で応援してくれる」

 8月からアウェー連戦が続く中、28日のJ1リーグ戦第27節では2位の横浜FMを破ったものの、それから中3日で迎えた9月1日のルヴァンカップ準々決勝第1戦では名古屋に0-2と敗れた。攻撃ではアウェーゴールを奪うことができず、2点のビハインドを負って5日にカシマスタジアムでの第2戦を迎える。

 苦しい状況ではあるが、鹿島の中盤を司るディエゴ・ピトゥカは希望を見いだす。「何をしなければいけないのか、ということは分かっている。全員がその試合に集中して、準備をすることが重要。この状況を打破できると思っています」と逆転での準決勝進出を見据えている。

 また、ピトゥカ自身は「何度か決定的なチャンスがあって決められなかった」と第1戦の出来を反省し、「冷静にプレーをすること。相手が引いて守ってカウンターを1本狙ってくることは分かっているので、それに対応する準備をしておかなければいけない」と勝利への道筋を立てている。

 実に8月15日以来となるホームゲームは逆転突破を懸けた大一番となるが、茨城県独自の非常事態宣言による県からの要請により無観客開催となるため、そこに“12番目の戦士たち”はいない。「非常に残念ながら、観客がいないという状況の中でプレーをしなければいけない」とピトゥカも残念そうな表情を浮かべるも、「ただ、サポーターのみなさんは自宅でしっかりと我々を応援してくれると思います」と、サポーターの存在の大きさを強調する。

「僕が保証できることは、我々は90分間戦い続けること。みなさんの応援があって、最終的に90分が終わったときに次のラウンドに進めているという結果を届けることができればと思っています」

 深紅の21番を中心に、鹿島のイレブンはサポーターの思いも背負って、9月5日にカシマスタジアムで再び聖杯を懸けた戦いに臨む。


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