8月24日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームはアウェー連戦を強いられる中、21日のJ1第25節ヴィッセル神戸戦で敗北を喫し、公式戦連勝が「4」で止まった。再び勝利を重ねるべく、次は25日の第26節清水エスパルス戦に臨む。
上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
進化した清水を警戒。「持ち味を出させてはいけない」
首位の川崎Fや2位の横浜FMといった上位チームを追走するために勝利を重ねたい鹿島だが、8月21日のJ1リーグ第25節では同じ勝ち点数(41)で並んでいた神戸に敵地で完封負けを喫し、公式戦5試合ぶりの敗戦となった。相馬直樹監督は「一つ負けてしまったのは残念ですけれど…」と悔しさをにじませ、「もう一度我々の力を結集させて勝ちを奪いにいく。そういったゲームになるように、また準備していきたい」と次戦を見据える。
次は25日に、前節から中3日で清水とのアウェーゲームが待ち受ける。指揮官は「開幕戦の思いも当然あります」と、ホームで敗れたリーグ第1節のリベンジに燃えるが、「(清水は)ルヴァンカップのときと比べても、選手の入れ替えも含めて攻撃面にはだいぶボリュームが出てきている」と相手のチーム力がさらに向上していることを強調し、これまでの対戦時とは異なる展開も想定する。
特に「清水は切り替わった部分での速さを持っているという印象をかなり強く抱いています」と相馬監督。だからこそ、「やはり、その持ち味を出させてはいけないし、反対に我々は攻撃面で上回るような攻めを見せなければいけない」と勝ち点3獲得へ全力を注ぐ。
「連戦のさなかですが、目の前のこの1試合に向けて、と思っています」
2連敗を阻止するためにも、深紅のイレブンは是が非でも勝利が欲しい一戦に向かっていく。