横浜FCの新戦力サウロ・ミネイロがオンラインで取材に応じた。ブラジルのセアラーSCから今夏に完全移籍で加入したFWはすでに23節の名古屋グランパス戦、24節のベガルタ仙台戦に途中出場。まだ10分程度のプレーで本領発揮はこれからだが、本人は「チームの助けになる」と活躍を誓っている。

上写真=すでに2試合に出場している新戦力のサウロ・ミネイロ(写真◎J.LEAGUE)

ジョーに相談したら「安心して行って来い」と

 横浜FCの新たな得点源として期待されるFWは自らの特長を「スピードとパワーです。チームを助けることができる決定的な仕事が自分はできると思っています。つまり、ゴールやアシスト。ここ数年、その武器を発揮することができ、自分の未来が開けましたし、ここ日本にも来ることができました」。サウロ・ミネイロは、自身のキャリアを切りひらいてきた攻撃能力に絶対の自信を持っている。

 チームは現在、最下位に沈み、後半戦の巻き返しを狙っている。そのためにクラブは、サウロ・ミネイロのほか、フェリペ・ヴィゼウ、アルトゥール・シルバ、ガブリエウ、スベンド・ブローダーセンと5人の外国籍選手を獲得した。FWはヴィゼウとサウロ・ミネイロの2人。期待されるのは、もちろんゴールだ。求められることも、チーム状況も決して簡単ではない。だが、本人はすべてを理解したうえで、日本にやってきたと強調した。

「日本でのプレーを夢見ていました。その夢を横浜FCが叶えてくれた。夢を叶えるために僕は日ごろから努力をしてきましたし、そのためにこのオファーを逃さないという決断をしました。ここに来た以上は、チームに求められることに全て応えられるようにパフォーマンスを発揮して、チームを助けられればと思います。チームが置かれている状況は関係なく、自分にオファーを出してくれたチームを助けたいと思いますし、そのために最善を尽くしたいと思っています」

 自分に求めてくれたクラブのために全てを捧げる覚悟で臨む。力を発揮するために不安なことは何もないという。来日前から横浜FCや横浜という街について調べてきたが「調べたことが無駄だと思えるくらい、印象が非常に良くて、想像以上の環境ですし、すべてが整理整頓されていて、とても気に入りました」。さらにブラジルでは日本でプレー経験のある仲間たちにアドバイスをもらったと明かす。「アドバイスのどれもが、非常にいいものでした。横浜FCからオファーが来たときには元名古屋のジョー選手に相談をしました。そうしたら『横浜FCは選手のために最善を尽くしてくれるクラブだから心配せずに行ってこい』と送り出してくれた。迷わずに日本行きを決めました」。日本行きで一つの夢を叶え、横浜FCで活躍してチームを助けるという次の夢をつかむと誓う。

「自分がここに来た目的、その理由を自分のプレーと、チームを助ける姿勢で示していければいいと思っています」

 横浜FCが上昇気流に乗るには、新戦力の活躍は欠かせないだろう。その一人が、サウロ・ミネイロだ。


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