上写真=神戸加入が決まったボージャン・クルキッチ(写真◎Getty Images)
止まらない神戸の積極補強!
バルセロナのカンテラ(下部組織)出身で、各年代の得点記録を塗り替えたかつての神童が30歳となり、さまざまな経験を経て、この夏、神戸に加わることになった。バルセロナの後、ローマ、ミラン(イタリア)、アヤックス(オランダ)、ストークシティ(イングランド)、マインツ(ドイツ)、アラベス(スペイン)でプレーし、2019-2020シーズンはカナダのモントリオールでプレー。そして2021年8月からはJリーグでプレーすることを決めた。
「この素晴らしいチャレンジが待ちきれません。この機会は個人的にもプロフェッショナルとしても最高の中のひとつであり、この大きな挑戦が待ち遠しいです。日本の文化には、昔から惹かれていたこともあり、ヴィッセル神戸のおかげで自ら日本を体験できることになりました。イニエスタ選手は私にとって特別な存在であり、尊敬する彼とまた共にプレーできる事を嬉しく思っています。彼のアシストからたくさんのゴールを決めたいです」
クラブを通じて発表されたコメントからも、今回の決断に際してイニエスタの存在が大きかったことがうかがい知れる。今夏、武藤嘉紀や大迫勇也ら日本代表クラスのアタッカーを次々と獲得している神戸だが、世界を渡り歩いてきたFWをさらに一人、加えることになった。ボージャンのプレーぶりはもとより、シーズン後半、神戸がどんな戦いを見せるのかも注目だ。
■ボージャン・クルキッチ(Bojan Krkic)
・生年月日:1990年8月28日
・身長/体重:170cm、65kg
・ポジション:FW
・出身地:スペイン・カタルーニャ州
・経歴:FCバルセロナ→ASローマ→ACミラン→アヤックス→ストークシティFC→FSVマインツ05→デポルティボ・アラベス→モントリオール