セレッソ大阪のレヴィー・クルピ監督が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節の前日会見に臨んだ。すでに突破は決まっている状況だが、勝利と首位通過を目指すことを強調している。

上写真=2位となってもグループステージを突破できるC大阪だが、クルピ監督は勝利への思いを語った(写真◎2021 Asian Football Confederation)

2位になっても突破できるが…

 C大阪は日本時間7月9日19時からのグループステージ最終節で、傑志(香港)と対戦する。前日会見の冒頭でクルピ監督は「いつも通り、素晴らしい準備ができている」とチーム状態を説明した。

 C大阪は4勝1分けの勝ち点13で首位、傑志は3勝1分け1敗の勝ち点10で2位。C大阪は引き分け以上ならもちろん、1点差の負けでも首位で通過できる優位な状況だ。さらに2点差以上で負けて2位となっても、各グループ2位の上位3チームに入ることが確定しているため、グループステージ突破は決まっている。

 すでに突破が決まっている状況をどう捉えているか、との質問にクルピ監督は「おっしゃる通り、我々の目的であったグループステージ突破は決まっており、サッカーにおいて非常に難しい状況だと思う」とコメント。だが続けて「選手たちは首位通過するために、勝利を収めるという集中力を見せてくれている。それを試合で楽しみにしたい」と語った。

 当初の先発メンバーはJリーグでも先発している顔ぶれだったが、第3節以降はメンバーを入れ替えながら戦ってきた。どんなメンバーで臨むのか、との質問には「メディアの方が先発メンバーについて知りたいのは当然だと思うが、今日の段階であまり多くを話すことはできない。もちろん我々のベースとなるチームはあるけれど、相手も分析してくるので、多くの情報は与えない」と答えている。

 一方で「多くの選手が良い意味でのポジション争いを、高いレベルでやってくれているのは間違いない」とコメント。首位通過が懸かっているとはいえ、比較的プレッシャーが小さい状況で、指揮官がどんなメンバーを送り込むのか注目される。


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