上写真=横浜FCでトレーニングするアルトゥール・シルバ(写真提供◎横浜FC)
チームの歴史に名を刻みたい
現在、横浜FCは最下位(20位)に沈む。消化試合数に違いがある中で残留圏の16位までの勝ち点差は9ポイント。まだ17試合を残しているとはいえ、巻き返しを急ぐ必要があるのは明白だ。そんな状況で新戦力としてチームに加わったのが、アルトゥール・シルバだ。FC東京ではドイスボランチの一角やインサイドMF、アンカーでもプレーした。横浜FCでも中盤中央でボールを奪い、攻撃を展開する役割が期待される。
低迷が続くチームに加わることに関して本人は「不安はなかったです。むしろ非常に喜ばしいオファーでした。元々、横浜FCのサポーターが選手を支えているという話を耳にしていたので、そんなチームの一員になれてうれしく思います」と話す。そのポジティブなマインドもチームにプラスをもたらすかもしれない。
「自分の時間を無駄にしたくはありません。何も成し遂げないで、ただただ日々を過ごすようなことはしたくないし、チームの歴史を変えていきたいと思っています」
強い思いで、新天地でプレーすること決断した。
「自分のプレーやアクションで、サポーターの心に自分の名前を刻み、チームの歴史に自分の名前を刻みたい。みんなの記憶に残るような選手になっていけたらと思っています」
期限付き移籍という立場ではあるものの、すでに横浜FCの一員として戦う準備は整っている。
「第一に自分が考えるべきなのは、横浜FCを絶対に降格させないこと。J1残留が自分のミッションだと思ってここに来ました」
求められているものも強く自覚している。アルトゥール・シルバは巻き返しのために、自分の全てをチームに注ぐと言い切った。