セレッソ大阪のレヴィー・クルピ監督が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ首位通過への意気込みを語った。選手のコンディションに配慮しつつ、経験値の差を勝利につなげたい考えを示している。
上写真=前日会見で準備状況などについて語ったクルピ監督(写真◎CEREZO OSAKA)
「チーム全体の経験値は結果に影響する」
「とにかくフィジカルコンディションを整えることに主眼を置いている。これまでの4試合で非常に良い結果が出ているので、残り2試合で大切なのは、良いコンディションで臨むこと」
クルピ監督は広州FC(中国)との第5節に向けた7月5日の前日会見で、これまで同様にコンディショニングの重要性について語った。タイでの集中開催、中2日の6連戦という過酷な戦いだけに、何よりも選手の体調に気を配っていることがうかがえる。
ここまでC大阪は3勝1分けの勝ち点10でグループJの首位につけ、2位以内は確定している。2位の傑志(香港)は勝ち点9。今節の両者の結果次第で首位通過も決まるが、まずは広州FCに勝ち、その後に試合を行なう傑志の結果を待ちたいところだ。
広州FCは国内リーグとの兼ね合いで主力が参加しておらず、メンバーは若手ばかり。0-2でC大阪に敗れた第1節から4戦全敗、得点もゼロで最下位という状況だけに、C大阪としては確実に勝ち点3を積み上げたい一戦となる。
相手との経験値の違いが勝敗に影響するか、との質問にクルピ監督は「選手のクオリティーは年齢とは関係ない。ペレは17歳でワールドカップに出て優勝している」とコメント。一方で「ただチーム全体の経験値は、こういう国際大会においては結果に影響すると思う」と語り、経験値の違いを勝利に結びつけたい考えを示した。