ガンバ大阪の松波正信監督と東口順昭がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第2節、全北現代戦(日本時間28日・25時)の前日会見に出席した。グループ最大のライバルとの一戦に、指揮官も守護神も気合いを込めた。

上写真=前日会見に出席したガンバ大阪のGK、東口順昭(写真提供◎ガンバ大阪)

Kリーグ王者に対してプライドを持って臨む

 25日にタンピネスに2-0で勝ち切り、今季のACLで白星発進を飾ったG大阪は、29日にグループステージ第2戦、韓国の全北現代戦を迎える。ともに初戦に勝利し、グループH最大のライバルと目される相手だ。

 前日会見に臨んだ松波監督「全北現代はACLで2回優勝していますし、国内でのタイトルも取っているチーム。われわれはチャレンジャーの気持ちを持って試合に臨みたい」と気を引き締めた。会見に同席した東口も「Kリーグ王者ですし、厳しい戦いになると思います。ただ、日本では大勢のサポーターが試合を観てくれていると思うので、しっかり勝ち点3を取りたい」と意気込んだ。

 5月22日にJ1第15節でFC東京に0-1で惜敗して以降、チームは立て直しに成功し、リーグ戦と天皇杯、ACL初戦の5試合を負けなし(4勝1分け)で過ごした。失点は天皇杯の関学大戦の1点のみで、4試合はクリーンシートを実現。守備の安定がそのまま、チームの成績にも表れてきた。守護神の東口は、「守備面で手応えを感じてますし、良い守備から入れば攻撃にもつながっていくと思う。攻撃面ではまだまだ連係を深めていかなければならないですが、守備が崩れなければしっかり戦えると思う」と攻守のバランスが整いつつあると語った。そして指揮官は攻撃面について「リーグ戦(J1)でなかなか得点が取れていなかった。守備の方は東口選手を中心に構築してきたものがあったので、(監督就任後は)まず、ゴールに向かうプレーをたくさんしていこうというところで、最初に選手たちにはボールや人の動きを提示した」と、攻撃面の改善に取り組み、手応えを感じつつあると強調した。

 勝てば決勝トーナメント進出に向けて大きな弾みとなる全北現代戦。調子が上向いていることを実感する指揮官は、「チャレンジャーの気持ちはありますけど、プライドを持って戦わないといけないと思っています。準備自体は(一戦目と)変わらないですけど、しっかり戦える準備をしています」と自信も口にした。


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