6月15日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。翌16日にはケーズデンキスタジアム水戸でY.S.C.C.横浜との天皇杯2回戦を戦う。2年ぶりの舞台で、2016年度以来となる5大会ぶりの優勝を果たすために、まずは初戦突破を狙う。

上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「実際に、今年もジャイアントキリングが起こっています」

 相馬直樹監督が就任した4月から続いていた15連戦が6月6日に終わり、1週間半後となる16日に再び公式戦に臨む。次なる戦いの場は、指揮官が「ACLにつながり、その先のクラブワールドカップにもつながる大会、100回を超えるような伝統のある大会、そして“日本一”を決める大会でもある」と表現する天皇杯だ。それらの言葉とともに、「この大会の重要性」を選手たちに伝え、2016年度大会以来となる優勝を目指す。

 初戦となる2回戦では、J3のY.S.C.C.横浜(神奈川県代表)と対戦する。リーグのカテゴリーを見れば“格下”と言える相手だろうが、決して油断はできない。「実際に、今年も“ジャイアントキリング”が起こっています」と相馬監督が言うように、1週間前には横浜FMがJFLのHonda FCに、FC東京が順天堂大学に敗れるなど、波乱の結果が続出している。一発勝負のトーナメント戦であるだけに、「当然、下のカテゴリーのチームはそれを目指してやってくる」という相手の勢いを止めなくてはいけない。

「我々は、どんな相手との対戦でも、目の前の1試合に集中してやっていく。判断の基準にせよ、インテンシティーのレベルにせよ、相手がどこでも関係なく、それらをやれるかは、すごく大事になります。目の前のワンゲーム、ワンプレーに、しっかりとそれらを出し切れるか。ある意味、自分たち自身に対するチャレンジのような試合になると(選手たちに)話をしました」

 また一つのタイトル獲得に向けて、まずは「簡単ではない」と相馬監督が言う初戦での勝利を狙う。


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