5月29日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。前々節はアウェーでサガン鳥栖に敗れ、リーグ戦の連勝が「4」で止まったものの、前節はセレッソ大阪に完封勝ちし、再び勢いをつかんだ。30日は川崎フロンターレのホームに乗り込む。

上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

敵将を称賛。「男としてカッコいいヤツ」

 J1リーグ前々節の鳥栖戦で就任後初黒星を喫し、リーグ戦の連勝も「4」で止まったが、すぐさま悪い流れを断ち切った。26日のC大阪戦では荒木遼太郎のゴールで1-0と完封勝利を収め、次節のアウェー、川崎F戦に向けて、再び勢いを取り戻した。相馬直樹監督は「今できることをすべて出し切った上で、勝ち点3を取りにいきたい」と、首位チームとの大一番に向けた意気込みを話す。

 川崎Fの鬼木達監督とは、現役時代に鹿島でも、川崎Fでも共に戦った仲間でもある。「選手としても、指導者としても、彼と一緒に仕事をしたときから、オニの方が年下ですけれど、すごく尊敬できる、男としてカッコいいヤツだなってずっと思っています」と、相馬監督は敵将である鬼木監督の人柄を称賛する。「それが今の川崎の成績にも結びついている部分は多々あると思っています」と相馬監督は話すが、鹿島も負けるわけにはいかない。

「僕と鬼木が直接、拳を交えるわけではないけれど、やはり勝負事なので、自分も認める男に勝てるように、最大限のことを準備したいと思っています」

「チャレンジャー」として再スタートを切った相馬監督率いる鹿島が、ディフェンディングチャンピオンに対して持てる力のすべてをぶつけにいく。


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