ガンバ大阪の三浦弦太が浦和レッズ戦を前に取材に応じた。成績不振の責任を取る形で宮本恒靖監督が事実上の更迭となり、浦和戦は松波正信監督とともに戦うことになった。揺れるチームの中でキャプテンは何を思うのか。

上写真=15日、浦和戦を前に取材に応じた三浦弦太(写真提供◎ガンバ大阪)

監督交代は僕らにも責任がある

「シーズン途中に解任になるのは、僕らにも責任がある。苦しい状況で監督を引き受けてくれて、昨年は2位で、その中でツネさんとやってきましたけど、なかなか結果が出ず、僕ら選手にも絶対責任がある。難しい状況ですけど、頑張らないといけない」

 キャプテンの三浦は今回の監督交代に関して、選手の責任を口にした。試合数は他チームに比べて少ないものの、10試合を消化して18位と降格圏に沈む。低迷の責任を取る形で宮本恒靖監督は任を解かれ、後任に松波正信強化部長が就くことになった。三浦は低迷の責任を感じていた。

 とはいえ、時を戻すことはできない。「誰しも望んでいたことではないですけど、こうなってしまったことはもう戻せないというか、仕方がないことなので、これを機に、チームを上向きにしていく必要があると思う。僕自身も選手全員もそうだし、チームに関わるすべての人が熱量を出してやっていく必要があると思います。それを僕が先導して、引っ張ってい行けるようにやっていきたい」と三浦は前を向いた。

「ツネさんのときからの積み上げや、やれてきたことは継続することはもちろんですし、松波さんと何試合やるのか、新しい監督がいつく来るのかは分からないですけど、今はなかなか得点できていない。攻撃的なガンバを取り戻して、複数得点を目指していく。守備の方はここ最近また失点が増えてきていますけど、粘り強くやるところは続けて、失点少なく複数得点の取れるチームをもちろん、目指していきたい」

 今季は4-3-3のフォーメーションの習得に取り組んだものの、チームとして機能させることができず、攻守両面でチグハグなプレーが散見した。そのことが低迷にもつながったが、松波監督が掲げる「シンプルにゴールを目指す」プレーで、浮上を目指す。消化試合数はまだ全体の3分の1にも満たない。つまりは挽回のチャンスが多く残されているということ。

「もう1回、強いガンバを取り戻すために一丸となってやっていく必要がある」

 本来の姿を取り戻すために先頭に立ってすべてを注ぐと三浦は誓っている。


This article is a sponsored article by
''.