上写真=連戦が一段落してトレーニングもじっくり。長谷川健太監督と選手たちが逆襲に出る(写真提供◎FC東京)
「鳴りを潜めてしまいました」
「相手がどうというより、自分たちが自分たちのサッカーで少しでも相手に圧を与えられるかどうかの方が大事です」
J1第14節は柏レイソルとのアウェーゲームだ。FC東京は現在5連敗中。ここで勝たなければならない。長谷川健太監督は相手に向かうパワーを失っていることを感じている。
「前回の試合(鹿島アントラーズ戦)でアグレッシブさがなくなっていました。(その前の横浜F・)マリノス戦のあとに守備の部分を言い過ぎたのかなと。もう少しいいところを残しつつ、修正すべき点は修正して、という形ができればいいと思っています」
第12節の横浜FM戦で0-3で敗れたことで守備の修正を図ったが、そのことが今度は守備への意識を余計に強めてしまい、第13節の鹿島戦で今度は前に出られなくなって、またも0-3。そのジレンマを解消したことを、柏戦で証明したい。
「アグレッシブさが大きな特徴なので、そこが出てこない限りは好転していきません。いい意味で開き直ってできるかどうかがポイントになると思っています」
「高い位置から奪いにいったりチェイスすることも良さなのに、鳴りを潜めてしまいました。良かったところを出していかなければいけないと思います」
それが「いいところ」の中身だろう。
7連戦が一段落して、中5日でのゲームだ。「1週間近く空いたので、合わせる時間、トレーニングする時間ができました。(合わせた部分は)全体的に、ですね。この前は鹿島の圧力はあったと思うけれど、そこに屈してしまっていいところが出せませんでした。もう一度、相手を凌駕する圧力を少しでも取り戻せることできるか」
このカードのアウェーゲームは2連勝中。直近の対戦となる昨季ルヴァンカップ決勝でも、勝ってタイトルを獲得している。
アグレッシブに、開き直って、凌駕する。柏戦は超必勝態勢だ。