5月11日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。リーグ戦では第12節横浜FC戦、第13節FC東京戦と2試合連続で3-0の勝利を収め、9位に浮上した。12日に中2日で迎える第21節の名古屋グランパス戦で3連勝を飾りたいところだ。

上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

堅守を誇る強敵撃破へ。「どう立ち向かっていくか」

 攻守の歯車がかみ合っている。リーグ戦では横浜FC、FC東京を続けざまに3-0で打ち破り、ついに一ケタ順位の9位に浮上した。上位進出への反撃態勢を整え、次は2位名古屋とのアウェーゲームに臨む。「まず、自分たちが持っているものをぶつけていく。チャレンジャーですから」と、相馬直樹監督は挑戦者としての姿勢を貫く。

「ストロングポイントとして、守備の堅さ、そして速い攻撃を持っているチーム」と相馬監督は名古屋を評する。また、「FC東京と似たようなストロングポイントを持っているチームだとも感じています」と言うように、直近の相手と類似点があるとも見ている。「ただし、同じような展開になるとは限りません。当然、今の順位や調子というものを考えると、この前と同じような形には簡単にならないと思っています」と一筋縄ではいかない試合になることも予想する。

「その中で、我々がどう立ち向かっていくか」(相馬監督)

 名古屋を撃破するために、「大前提として、自分たちが自信を持って、アグレッシブにプレーする」と指揮官は語る。好調なチーム状態を前面に出し、序盤から主導権を握りにいくことが大事になるだろう。「その中で、ゲームの流れとすれば、やはり先制点は大きなウェイトを占めるものだと思います。ただ、もし取れなかったとしても、(先制点に)こだわりすぎず、我々には今、(同点に)追いついたりできるパワーがあるので、その部分はポジティブに考えています」と、相馬監督は幾通りのゲームプランも準備する。

「僕たちがチャレンジする姿勢は、おのずから出せると思っています。そのためには、しっかりと戦える準備ができている状態になることが必要です」

 高みへと上がっていくために、相馬監督と選手たちは再び戦闘態勢を整える。


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