4月24日、明治安田生命J1リーグは第11節が開催され、ヴィッセル神戸は鹿島アントラーズと敵地カシマスタジアムで対戦。前半にアユブ・マシカのパスから古橋亨梧が先制点を奪うも、後半に追いつかれて引き分け。この一戦でリンコンがJリーグ初出場した。

上写真=Jリーグデビューを果たしたリンコン(写真◎J.LEAGUE)

■2021年4月24日 J1リーグ第11節(@カシマ/観衆10,223人)
鹿島 1-1 神戸
得点:(鹿)上田綺世
   (神)古橋亨梧

「ヴィッセルのためにもっと貢献できる」

 4日前の4月20日にチームに合流したばかりのリンコンが、早くもJリーグデビューを果たした。79分に郷家友太と交代してピッチに入り、そのまま最前線のポジションに就いた。

 交代直後はCKのチャンスだったが、ボールは目の前を通過した。「最後の15分で(試合に)入りましたが、あまり自分のプレーを見せることはできなかった」と話すように、チャンスに絡むことはできず、シュートも1本も打てなかった。「ロングボールが多かったので、(ボールが)あっちに行ったり、こっちに行ったりして、あまり触れなかった」とも振り返る。

 それでも、リンコン自身にとって待望の瞬間となったはずだ。「本当に今日という日が待ち遠しかった。(日本に)行くことが決まってからも、パンデミック(の影響)で長い間行けずにいたので、今日はこうやってデビュー戦を迎えることができて、とてもうれしい」と、Jリーグ初出場の思いを明かす。

「次の試合はもっと長く(試合に)出られるように準備をします。そうなったら、ヴィッセルのためにもっと貢献できると思っています」

 サッカー王国ブラジルの名門フラメンゴからやってきた。そんな20歳のストライカーが本領を発揮する日は、まもなくやってきそうだ。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


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