鹿島アントラーズは14日、前日にトップチーム所属選手2名およびトップチームスタッフ1名が新型コロナウイルス感染症PCR検査で陽性判定を受けたと発表した。なお、保健所による特定の結果、濃厚接触者はなく、トップチームの活動も継続可能との判断を受けている。

上写真=13日に選手2名、スタッフ1名が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた(写真◎J.LEAGUE)

トップチームの活動は継続

 当該選手Aとスタッフは、12日に体調不良を訴え、翌13日に新型コロナウイルス感染症のPCR検査を受検。陽性が確認された。この結果を受け、13日のチーム練習を中止したうえで当該選手Aとスタッフを除くトップチーム全選手及びチーム関係者を対象としたPCR検査を実施したところ、当該選手Bの陽性判定が確認された。なお、当該選手Bを除くトップチーム選手とチーム関係者は陰性判定となり、現在までに体調不良や発熱などの症状は確認されていない。

 また、本日14日に保健所の指導のもと濃厚接触者の特定を進めた結果、該当者なしと判断された。当該選手AとBは、4月11日(日)に開催された『明治安田生命J1リーグ第9節・北海道コンサドーレ札幌』戦の遠征に帯同していたため、北海道コンサドーレ札幌と速やかに情報を共有。今後も適宜連携するとしている。

 トップチームの活動に関しては、 保健所との協議の結果、感染予防策の徹底を図ることで継続可能との判断を受けた。クラブハウス施設については13日に外部業者による全館内のアルコール消毒を実施。オフィシャルショップとフットサルコートは通常どおり営業を継続する。当該選手とスタッフの経過は下記の通り。

■当該選手Aの経過、症状
・4/7(水)チーム活動参加(体温:36.2℃)
・4/8(木)チーム活動参加(体温:36.2℃)
・4/9(金)チーム活動参加(体温:36.2℃)
・4/10(土)チーム活動参加(体温:36.0℃)
・4/11(日)J1第9節 北海道コンサドーレ札幌戦(体温:35.9℃)
・4/12(月)チーム活動オフ、咽頭痛あり(体温:38.4℃)
・4/13(火)発熱なし、咽頭痛あり(体温:36.9℃)。午前にPCR検査実施→陽性判定

■当該選手Bの経過、症状
・4/7(水)チーム活動参加(体温:36.2℃)
・4/8(木)チーム活動参加(体温:36.1℃)
・4/9(金)チーム活動参加(体温:36.0℃)
・4/10(土)チーム活動参加(体温:36.5℃)
・4/11(日)J1第9節 北海道コンサドーレ札幌戦(体温:36.2℃)
・4/12(月)チーム活動オフ(体温:36.3℃)
・4/13(火)発熱なし、体調不良なし(体温:36.1℃)。午前にPCR検査実施→陽性判定

■当該スタッフの経過、症状
・4/7(水)チーム活動参加(体温:36.3℃)
・4/8(木)チーム活動参加(体温:36.4℃)
・4/9(金)チーム活動参加(体温:36.4℃)
・4/10(土)チーム活動参加(体温:36.3℃)
・4/11(日)チーム活動参加(体温:36.4℃)
・4/12(月)チーム活動オフ、倦怠感、咳症状あり(体温:37.5℃)
・4/13(火)発熱なし、咳症状あり(体温:36.9℃)。午前にPCR検査実施→陽性判定

※当該選手A、B、スタッフとも現在は自宅にて静養し、体調回復に努めている。


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