4月7日、明治安田生命J1リーグは第8節が開催され、鹿島アントラーズは柏レイソルとカシマスタジアムで対戦。前半をスコアレスで終えるも、後半に上田綺世と白崎凌兵がゴールを挙げて勝利。一時は仲間隼斗に同点ゴールを許したものの、終盤に突き放した。

上写真=ゴールを決めた鹿島の白崎凌兵と柏の仲間隼斗が競り合う(写真◎J.LEAGUE)

■2021年4月7日 J1リーグ第8節(@カシマ/観衆4,550人)
鹿島 2-1 柏
得点:(鹿)上田綺世、白崎凌兵
   (柏)仲間隼斗

・鹿島メンバー◎GK沖悠哉、DF小泉慶、犬飼智也、町田浩樹、永戸勝也、MF荒木遼太郎(65分:土居聖真)、舩橋佑(79分:三竿健斗)、レオ・シルバ(79分:永木亮太)、エヴェラウド、FWファン・アラーノ(79分:白崎凌兵)、上田綺世(79分:染野唯月)

・柏メンバー◎GKキム・スンギュ、DF大南拓磨、上島拓巳、染谷悠太(48分:三丸拡)、古賀太陽、MFクリスティアーノ、マテウス・サヴィオ(68分:ヒシャルジソン)、椎橋慧也、神谷優太(46分:仲間隼斗)、FW江坂任、細谷真大(46分:イッペイ・シノヅカ)

失点を反省。「繰り返し起きているようなミスから…」

 前半、ホームの鹿島が柏ゴールに迫る。だが、23分とアディショナルタイムの上田綺世のシュートはGKキム・スンギュに止められるなど、ゴールネットを揺らすことはできない。守備では柏の攻撃を抑え、前半をスコアレスで終える。

 後半に入り、先制したのは鹿島だった。63分、ファン・アラーノのスルーパスに抜け出した上田がGKをかわし、ボールをゴールへと蹴り込んだ。しかし喜びも束の間、わずか2分後にミスパスを江坂任に奪われ、最後は仲間隼斗に同点ゴールを決められた。

 その後は柏に再三の決定機をつくられるも、GK沖悠哉を中心にしのぎ切る。すると迎えた88分、左サイドの永戸勝也のクロスから白崎凌兵が右足のシュートを決めて勝ち越し。2-1のままタイムアップを迎え、鹿島がリーグ戦5試合ぶりとなる今季2勝目を挙げた。

「前半はゲームをコントロールできていたと思うし、先制点を奪うチャンスも何度かありました。そこで決めることができませんでしたが、後半に入っても(ペースは)変わることなく、得点することができました。ただ、最近ずっと繰り返し起きているようなミスから失点してしまって、そこから10分間くらいは落ち着きがなくて慌ててしまったところもあったと思います。それでも、交代で入った選手が(チームの)落ち着きを取り戻し、他の選手に安心感を与えて、最後は白崎選手のゴールにつながりました。今回の勝利は、リーグ戦においてのまた新たなスタート。しっかりと(勝利を)継続できればと思います」

 鹿島のザーゴ監督はそのように試合を振り返り、今後も勝利を継続させていくことを見据えた。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


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