上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズのザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
広島を警戒。「セットプレーで強さを発揮している」
今季の開幕戦は逆転負けを喫したが、その後のルヴァンカップで今季初勝利を挙げ、続くJ1第3節湘南戦でリーグ戦での初白星を手にした。「やるべきことをやって、勝利を手にすることができた。改善が必要なところもありますが、全体的に振り返ると結果(勝利)に等しい内容を示したと思います」と、ザーゴ監督はチームの出来に胸を張った。
今季は開幕早々から連戦を強いられるが、「それをどう乗り越えていくのかということをマネージメントしていきたい」と指揮官は話す。そのためには、「全選手が(試合で)使える状態にいてほしい」と言うように、ケガなどでの離脱者が出ないことが重要だ。オフシーズンに新型コロナウイルスに感染し、チームへの合流が遅れたレオ・シルバについては「だいぶ状態が上がってきていて、先発でも使える」と明かす。「みんなで準備ができれば」と、ザーゴ監督はチーム全員の力で連戦を乗り切る考えだ。
次節で相対するのは広島。昨季はリーグ開幕戦で0-3と敗れ、シーズン後半戦にはホームで1-0と接戦をものにした相手でもある。「監督が代わっていなくて、選手も大幅に変わっていない。非常に守備的な部分もあったり、セットプレーで強さを発揮している部分もある。平均身長が高いチームでもある」と警戒を強める。
ただ、「今シーズンは2戦2勝を目指してやっていきたい」とザーゴ監督。「我々のこの3試合は、内容的にも状態が上がってきているし、非常に良い。大事なのはホームでのしっかりとした試合の入り方と、90分間の集中力、注意力を持続させて一瞬たりとも相手に隙を与えないこと。それができれば、おのずと勝ち続けていけるでしょう。このホームの試合を無駄にしてはいけません」と、カシマスタジアムでの広島戦勝利へ全力を注ぐ。
タイトル獲得へシーズン序盤から勝利を積み重ねるべく、3月13日はホームで難敵を迎え撃つ。