上写真=鹿島アントラーズの大卒ルーキー(左から早川、林、常本)と小泉社長(写真◎KASHIMA ANTLERS)
背番号23を継承。「すごい選手がつけてきた番号」
鹿島の新たな“壁”となり得る才能が抱負を語った。「この歴史的な瞬間にタイトルを獲得できるように、1試合でも多くの試合に出場して、チームの勝利に貢献していきたい。特に自分の長所である守備の部分でチームを引っ張っていけたらいいなと思います」。大阪体育大学から加入した林尚輝は、クラブ創設30周年のメモリアルイヤーでのタイトル獲得を目指す。
181センチ、70キロの体格を駆使して、「特に前で相手のフォワードをつぶしたり、攻撃をはね返すプレーには自信がある」(林)。本職とするセンターバックのポジションには犬飼智也、町田浩樹、関川郁万という実力者がいるが、「ライバル視している部分はありますけれど、たくさんのことを吸収して、ともに話し合いながらやっていける雰囲気もある。良きライバルであり、良き先輩でもあります」と、今季の始動から切磋琢磨する。
ルーキーイヤーの背番号は「23」。かつては昌子源や植田直通といった日本代表にまで上り詰めた選手も背負った番号を託された。「多くのすごい選手がつけてきた番号。これまでの鹿島のセンターバックは日本代表選手も多くいたので、そういう先輩方のように日本を代表する選手になりたい」と決意を新たにした。
「センターバックとして3番を背負えるような選手になりたいと思っています」
秋田豊や岩政大樹、昌子らのように鹿島の守備の要へと成長し、最終ラインでタイトル獲得に貢献する選手を目指す。深紅の守備職人の系譜に名を刻むためのプロ1年目の戦いが幕を開ける。