上写真=第2回臨時実行委員会後のブリーフィングで浦和の2選手の規律違反についてコメントした村井満チェアマン(写真◎スクリーンショット)
リーグとクラブ、クラブと地域、クラブと選手の約束事の順守を
オンラインで行なわれたブリーフィングにおいて、村井チェアマンは臨時実行委員会の議題ではなかったものの、浦和の2選手が規律違反したことについて言及した。Jリーグとして直接、事実確認をしているわけでなく、クラブから聞いてる内容について、と断ったうえでコメントしている。
「リーグとクラブの約束事、クラブとキャンプ地の地域との約束事、クラブと選手の約束事と、さまざまな約束があると思います。その中で、ルールを破って外出した選手がいたと聞いています。多くの皆様のサポートの中でキャンプができていますし、こうしたスポーツが運営できているわけです。そういう方々の期待を損ねることがあったとしたら、大変残念です。今後、開幕に向けてガイドラインの遵守や地域との約束事、法令を守っていくことを徹底していきたい」
当該クラブである浦和の発表によれば、今月4日、柏木と杉本はキャンプ中、近隣のコンビニエンスストア以外への外出や外食が禁止されている中で飲食店で食事していた。すでにクラブは杉本に対して「厳重注意と罰金」を課し、そのうえで10日に練習に復帰。一方の柏木は繰り返しの違反行為であることから、「厳重注意と罰金」および「当面の間の練習参加を禁止」し、復帰については現時点で未定となっている。
Jリーグはキャンプ期間中の不要不急の外出は控える(外食)とのガイドラインとしてクラブに示し、共有していた。国民の安全、安心を守り、その上でコロナ禍においてもスポーツ文化を継続していく道を探り、ここまで進んできたことを考えれば、今回の規律違反はリーグにとっても看過できない重大事だろう。今後、Jリーグはクラブの管理体制に関してヒアリングを実施し、「必要に応じて対応する」としている。