セレッソ大阪は9日、東京ヴェルディからFW大久保嘉人が完全移籍で加入すると発表した。大久保は2001年にC大阪でプロデビュー。04年にスペインに移籍し、06年に復帰。その後、神戸やボルフスブルクなど複数のチームでプレーし、昨季は東京Vに所属。今回、06年以来、15年ぶりにC大阪に復帰する。
上写真=プロキャリアをスタートさせたセレッソ大阪への加入が決まった大久保嘉人(写真◎Getty Images)
プロ21年目に原点に戻る
大久保にとってセレッソ大阪は、2001年に国見高校から入団し、プロとしてのキャリアを始めたクラブだ。プロ21年目のシーズンに自身の原点とも言える場所に戻ることになった。
「再び、セレッソ大阪のユニフォームを着て戦えることを嬉しく思っています。プロ21年目のシーズン、サッカー選手としての終わりを意識していないといったら嘘になります。だからこそ感じること、見えることもあると思っています。
自分の選手生活の最後はセレッソ大阪でという気持ちで頑張ってきました。そして、その気持ちを理解してくれたクラブに感謝しています。
しかし、ピッチに立てばチームの勝利のために全力を尽くす。それは変わりません。1試合、1試合、1日、1日、覚悟をもって挑んでいきたいと思います」
昨季は東京Vで力を発揮し切れなかったが、C大阪では自身が培ってきたものすべてを注ぐ決意でいる。文字通りの原点回帰。プロ21年目の大久保嘉人に注目だ。
大久保嘉人(おおくぼ・よしと)
■ポジション:FW
■生年月日:1982年6月9日
■出身地:福岡県
■身長/体重:170cm/73kg