柏レイソルは1月4日、FC東京とルヴァンカップ決勝を戦う。前日練習を終えて公式会見に臨んだ江坂任は、高ぶる気持ちがあると自ら話しつつも、落ち着いた様子で優勝への意気込みを語り、相手の警戒を乗り越えてみせると自信を示した。

上写真=前日練習で国立競技場のピッチの様子を確かめた江坂任(写真◎J.LEAGUE)

意外とリラックスしています

「気持ちは高ぶっていますけど、意外とリラックスもできていると思います」

 決戦を前にした心境を問われたときの江坂の答えだ。前日会見に登壇した、その様子から緊張感は伝わってこない。大舞台を前にしても、そこにいるのはいつも通りの江坂任だった。

「リーグでまずまずの結果が残せましたが、今回はタイトルにつながるようなプレーができないとだめだと思う。そうなるように準備したい。やっぱりゴールやアシストとか、ゴールにつながるプレーに、自分が絡んでいきたいと思います」

 やるべきことは明確だ。期待されるのは本人が語る通り、アシストであり、ゴール。当然、相手には警戒されている。実際、FC東京の長谷川健太監督も東慶悟も、江坂の存在を要注意だと語っていた。とりわけオルンガとのホットラインを断ちに来るだろう。ただ、リーグ戦でも日増しにマークがきつくなっていく中で、結果を残し続けてきた。9ゴール10アシストは伊達ではない。本人も、自信はある。

「ミカ(オルンガ)は自分がボールを持ったら一番最初に動いてくれますし、動きの質もいい。それをこういう決勝の舞台でできれば。ゴールをさせてあげられるのが一番だと思いますし、それには今シーズン、いい感触もあるので、自信はあります」

「分かっていてもやられる」と敵将は話したが、江坂も当然、そのつもりだろう。江坂とオルンガ、そしてクリスティアーノも含め、柏の攻撃陣の働きがタイトルの行方を決める。

「決勝でしっかり良いパフォーマンスをして、優勝に導くようなプレーが、こういう舞台でできないといけないと思っています」

 覚悟も、できている。


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