FC東京の大金直樹社長は12月1日、ACLが開催されている現地カタール・ドーハで取材に応じ、ディエゴ・オリヴェイラの状態について説明した。上海申花戦で負った右足のケガは、検査の結果、右足の腓骨骨挫傷と右足首のじん帯損傷と診断され、全治まで3、4週間かかる見込みとなった。

上写真=ACL第4節の上海申花戦で負傷したディエゴ・オリヴェイラは検査の結果の全治3、4週間の見込みとなった(写真◎Getty Images)

あのファウルはサッカー本来の素晴らしさを損なう(大金社長)

 11月27日の上海申花との試合で、相手選手から悪質なファウルを受け、右足を負傷したディエゴ・オリヴェイラは負傷箇所の腫れが引くのを待って、現地ドーハの病院で検査を受けた。その結果、右足の腓骨骨挫傷と右足首の関節のじん帯損傷、全治まで3~4週間かかる見込みと診断された。

 病院での検査後は車イスではなく松葉づえを使用して移動しており、昨日の蔚山現代戦もD・オリヴェイラはスタンドに現れ、試合を見守っていた。大金社長の説明によれば、本人は非常に元気で、腫れも少し安定してきたとのこと。日本の戻ることなく、このままカタールに残り、チームとともに過ごしながらリハビリに励むことになった。

 選手生命をも脅かしかねない今回のファウルについて、大金社長は「私も会場で見ていましたが、大きなケガにつながるようなファウル、選手生命にもつながるようなファウルだったように見えました。これに対して何らかの動きができるかのについて、各所に確認、相談をしましたが、審判のジャッジについての異議申し立ては受け付けないのが基本ルールだと。クラブとしては今のところ何もしていません。ただ、こういうことが起きることによってサッカー本来の素晴らしさが損なわれることになるので、やはり改善について何らかの要望をしたい」とした。

「アジアの中では一番大きな大会が素晴らしいものになるように」と願う中で、意見書、要望書の提出も検討するという。カタールに来ているサッカー協会やJリーグの関係者と相談しながら、アジアのサッカーの発展、レベル向上につながるような働きかけをできればと話した。


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