FC東京のMF安部柊斗が27日の上海申花戦(ACLグループステージ第4節)を前にオンラインで取材に応じた。24日の前回対戦では0-1で惜敗。決勝トーナメントに進むために負けられない一戦へ向けて、強い思いを語った。

上写真=上海申花とのリベンジマッチへ向けてトレーニングする安部柊斗(写真◎FC東京)

同じ相手に2度負けられない

 相手にPKを与えて0-1で敗れることになった前回の試合から中2日で同じ上海申花と戦う。安部は「人生でも初めての経験」と語る短期間での再戦に向けて気合いを入れていた。

「相手の戦い方についてはスカウティングで分かっていたんですけど、ゴールをこじ開けることができなかった。課題が残る試合になりました」

 まったく攻められなかったわけではない。相手に数多くのチャンスを与えたわけでもない。勝機は十分にあったが、つかみ切ることができずに勝利を逃した感覚の方が強い。

「課題の一つはゴール前の精度の部分。ハーフタイムに監督からも話がありました。そこは意識して臨みたい」

「相手は特殊な守り方をしてくる。マンツーマンで来るのですが、逆に自分で1枚はがしてしまえば数的優位になる。だから(ポイントは)個人でひとりはがすことだと思います。前回の試合でもまったくできなかったことはなかった。うまくディフェンスと駆け引きしながら自分が裏に抜けることもできました。そういうイメージはまだ残っています」

 ピッチ上にいくつもできる『1対1』を、選手個々で上回れば、負けるわけはない。その手応えが、安部にはある。

「前回の試合も開始10秒くらいでイエローカードが出ていた。Jリーグの試合ではまずあり得ない。すぐにカードが出ますし、レフェリー(のジャッジ)の違いは感じました。それに相手が相当な気持ちを持ってやってきて、結構荒いプレーもある。そのあたりの違いというのは感じましたが、1試合やりましたし、次もまた同じ相手。どういうことをやってきたり、ジャッジもここは取る、ここは取らないというのは分かってきたので、そこは意識しながらやっていきたい」

「同じ相手には2度負けられないというところで、次は複数得点で勝ちたい」

 今日27日、日本時間22時から再び上海申花と相まみえる。長谷川健太監督は「自分たちの状況を変える90分」と話したが、安部は前回対戦で得た監督とデータをしっかり頭に入れて、きっちりとリベンジするつもりだ。


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