11月25日、明治安田生命J1リーグは第29節が開催され、柏レイソルは鹿島アントラーズとカシマスタジアムで対戦。前半に北爪健吾が先制点を奪い、後半早々にオウンゴールで同点とされるも、その後オルンガ、クリスティアーノ、神谷優太が加点して勝利を収めた。

柏は最終ラインの大南拓磨や山下達也が鹿島の攻撃陣に自由を与えず(写真◎J.LEAGUE)

■2020年11月25日 J1リーグ第29節(@カシマ:観衆4,327人)
鹿島 1-4 柏
得点:(鹿)オウンゴール
   (柏)北爪健吾、オルンガ、クリスティアーノ、神谷優太

・鹿島メンバー◎GK沖悠哉、DF小泉慶(62分:広瀬陸斗)、犬飼智也、奈良竜樹、山本脩斗、MFファン・アラーノ(62分:遠藤康)、三竿健斗(80分:名古新太郎)、レオ・シルバ(80分:永木亮太)、エヴェラウド、FW土居聖真、上田綺世(62分:伊藤翔)

・柏メンバー◎GKキム・スンギュ、DF大南拓磨、山下達也、古賀太陽、MF北爪健吾(90+5分:高橋峻希)、ヒシャルジソン、三原雅俊、瀬川祐輔(58分:仲間隼斗)、FWクリスティアーノ、オルンガ、江坂任(85分:神谷優太)

「カウンターを仕掛けるゲームプラン」

 立ち上がりから鹿島に攻め込まれた柏だが、山下達也を中心とする3バックが堅い守備で立ちはだかり、相手に決定機を作らせない。一方でボールを奪えば鋭いカウンターを繰り出し、得点機をうかがう。そんな中で迎えた前半26分にCKのチャンスを得ると、クリスティアーノのボールにペナルティーエリアの外で待ち構えていた北爪健吾が右足でダイレクトボレーシュートを放つ。ボールは鹿島の選手に当たり、ゴールネットへと吸い込まれた。

 1点を先制した柏は、その後も手堅い守備から鋭いカウンターを繰り出し、ペースを掌握する。33分にはオルンガからクリスティアーノ、44分にはクリスティアーノからオルンガと、前線の少ない人数で決定機を創出。追加点こそ奪えなかったが、1点リードで前半を折り返す。

 後半も柏は反撃に出る鹿島に攻め込まれ、11分にはオウンゴールを献上して同点に追いつかれる。それでも、勝ち越し点を挙げたのは、やはりこの男だった。30分にオルンガが個人技で敵陣を突き進み、最後は左足でゴールネットを揺らした。

 さらに、後半38分にはクリスティアーノが豪快な右足シュートを突き刺し3点目。アディショナルタイムには途中出場の神谷優太にも得点が生まれ、計4ゴールを奪って快勝した。

 ネルシーニョ監督は、「今日は序盤からカウンターを仕掛けるということをゲームプランとしてはっきり持って、ゲームに入りました。チームとして狙っていたことをしっかりと選手たちが遂行してくれた。チームとして取った非常に貴重な勝利だったと思います」と、およそ1カ月ぶりに勝利を喜んだ。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


This article is a sponsored article by
''.