セレッソ大阪のロティーナ監督が20日、ホームで行なわれるサンフレッチェ広島戦(21日・ヤンマー)に向けたオンライン取材に応じた。首位の川崎フロンターレがリーグ制覇に王手をかける中、ロティーナ監督は天皇杯出場権が得られる2位を目指すと語った。

上写真=広島戦に向けたオンライン取材に応じたロティーナ監督(写真◎スクリーンショット)

「まったく守備的なチームではない」

 前節は下位の清水エスパルス相手に1-3の敗戦を喫したC大阪。順位は5位のままだが、6位の鹿島アントラーズに勝ち点で並ばれた。

 川崎フロンターレの優勝が確実となる中、他の上位チームが目指すのは天皇杯出場権を得られる2位の座。現時点で2位のガンバ大阪とは勝ち点6差だが、C大阪は1試合消化が少なく、残り7試合での逆転は十分に可能だ。ロティーナ監督も「タイトル獲得を夢見ている。難しいと思うが、可能性はあると思っている」と話し、「残り1カ月に重要な試合が待っていて、そのうちの1試合が明日行なわれる」と、広島戦への意気込みを語った。

 10月以降は複数失点が増えているが、それでもロティーナ監督は「去年は25失点でリーグ最少失点だった。今年は失点が増えているかもしれないが、それでもリーグの中で失点の少ないチームだと思う」と語り、「セレッソを守備的なチームと評価する報道をよく見るが、このチームは2年間、攻撃の部分でチャレンジをしてきたし、まったく守備的なチームではないと思う。良い守備をするチームと、守備的なチームは違う。どんな人でも2、3試合見たら、セレッソが守備的だという評価にはならないと思う」と持論を展開した。

 なお一部報道で今季限りの退任が報じられたが、この日のオンライン取材では自身の去就について言及せず。指揮官は「私はセレッソを代表して戦えるという幸運に恵まれていて、セレッソのサポーターを幸福にするために戦えるという状況がある」とだけ話し、「チームはとても重要なものを懸けて残りの1カ月を戦うので、明日の試合は0分からチームを最大限、後押ししてほしい」とサポーターに呼びかけた。


This article is a sponsored article by
''.