柏レイソルは2日夜に選手1名が新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたことを発表していたが、3日に緊急会見を開き、発熱が確認された2名のスタッフにPCR検査を実施し、陽性だったことを公表。そのうち一人がネルシーニョ監督であることを明かした。
上写真=31日の清水戦でネルシーニョ監督は指揮を執っていた(写真◎Getty Images)
仙台から帰京後、全選手とスタッフにPCR検査を実施予定
ルヴァンカップ決勝の4日前に、クラブに激震が走った。前日2日に柏レイソルの所属選手1名に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されていたが、発熱症状があると伝えられていたスタッフ2名に関しても陽性であることが判明した。そのうち一人はネルシーニョ監督で、現在は平熱に下がっているものの、自宅で静養している状態だという。
会見に出席した瀧川龍一郎代表取締役社長は、現時点においても3名の陽性者が出たことで、クラブの判断により「濃厚接触が疑われる選手1名、スタッフ3名について隔離している」と状況を説明。これから実施されるPCR検査の結果も含め、予断を許さない状況だ。
今日実施されるPCR検査の結果は明日出る予定で、ルヴァンカップ決勝が4日後だが、陰性判定を確認するまでチーム活動はできない状態だ。「(大会の)主管であるJリーグと協議をしていきますが、極力、この日程でやれるように、最善を尽くしてまいりたい」と瀧川社長は説明したものの、現時点で準備を進めることはできず、試合に臨むにしてもチーム状況は極めて厳しい。
なお、クラブの説明によれば、陽性反応が確認された選手に関してはプライバシー保護の観点から氏名を公表しないとのこと。ただし31日の対戦相手だった清水エスパルスなど関係各所には状況を報告済みで、情報は共有されているとしている。