横浜F・マリノスのDFチアゴ・マルチンスは鹿島アントラーズ戦を翌日に控えた2日、オンラインで取材に応じた。前節の広島戦で負傷から復帰し、試合には敗れたものの、ゴールをスコア。鹿島戦での勝利を誓った。

上写真=「小さなケガ」のために4試合ベンチ外だったチアゴ・マルチンスは10月28日の広島戦で復帰を果たした(写真◎Getty Images)

広島戦では問題なくやれた

 チアゴ・マルチンスは21節大分トリニータ戦(10月10日)でベンチに入りして以降、4試合はメンバー外となっていた。3週間近い離脱は負傷によるもので、本人によれば「小さいものだったが、また同じケガが起こらないように大事をとっていたので長引いた」と、万全を期すために必要な時間だった。

 前節、32節の広島戦(10月28日)で復帰し、フル出場。「フィジカル面は問題なくできた。監督に言われたことを全部できたと思う。引き続き、このパフォーマンスを維持したい」と、復帰まで時間をかけた判断が正しかったと実感した。

 さらには、終了間際にPKを決めて今季初ゴールも記録。「ゴールはうれしいし、もっと決めたい気持ちはある」と話す一方で、それ以上に欲しているものがある。「チームに貢献することの方がうれしい。変えられるものなら、得点ではなく勝利に変えてもらいたかった」。一矢報いるゴールよりも、1-3で敗れたことの悔しさの方が、背番号13の胸には強く刻み込まれていた。

 明日3日の試合は、5節の対戦で2-4と敗れた鹿島アントラーズが相手だ。前回、前半のみのプレーでピッチを退いたチアゴにとって、是が非でも結果を残したい一戦だろう。試合数こそ横浜FMが2試合多いが、現時点で両チームの勝ち点差は「1」。勝てば再び6位の鹿島の上に立つことができる。

「鹿島は前節に負けているが、すごく強いチームだと分かっている。カウンターでは、強いアタッカーがいる。一緒にプレーしたことがあるので、エヴェラウドのことも分かっている」

 畠中槙之輔が出場停止となる一戦で、チアゴの責任はいっそう増すことになる。

「選手は毎試合出場したいものだし、F・マリノスのために常に戦いたい、貢献したいと思って試合に臨んでいる。引き続き、体の準備をして今後はケガがないようにしていきたいと思う」

 鹿島戦で勝利をつかみ、チアゴはチームを再浮上させるべく突き進んでいく。

取材◎杉山 孝


This article is a sponsored article by
''.