清水エスパルスは11月1日、ピーター・クラモフスキー監督との契約を解除し、平岡宏章コーチが新監督に就任すると発表した。クラモフスキー監督は今季から指揮を執り、攻撃サッカーを目指していたが、チームは25試合を終えてわずか3勝、順位も17位と低迷していた。

上写真=今季から清水のトップチームコーチを務めていた平岡宏章氏が新監督に就任した(写真◎J.LEAGUE)

攻撃サッカーを掲げるも25試合でわずか3勝

 清水は、昨季まで横浜F・マリノスでコーチを務め、今季から清水に監督に就任していたクラモフスキー監督との契約を解除した。発表前日のJ1第25節・柏戦が引き分けに終わり、7戦未勝利。順位も17位と成績が低迷していた。

 クラモフスキー監督はクラブの公式HPを通じて「すべてのファン・サポーターのみなさん、いつもチームと選手たちを応援していただき、ありがとうございました。選手たちは持っている全ての力やパフォーマンスを出し切ってくれましたし、みなさんに誇りをもって応援してもらえるよう、喜んでもらえるよう全力で取り組んでくれたと思っています。このクラブに関わる選手・スタッフ・ファン・すべてのみなさんの今後の幸運を祈念しています。アリガトウゴザイマシタ」と、メッセージを送った。

 代わって新監督に就任することになったのが、平岡宏章コーチだ。地元清水出身で、清水商(現清水桜が丘高)から順天堂大を経て、清水に入団。DFとして4年間プレーしたのち、J参入前の札幌や新潟でもプレーした。96年の現役引退後に新潟でユース年代やトップチームコーチを務め、2011年に古巣・清水に帰還。ユースのコーチとなり、14年夏からはユース監督、今季からトップチームコーチを務めていた。

「今シーズン残り9試合ですが、もう一度強いエスパルスを取り戻すために、チーム一丸となり、戦う集団を作っていきたいと思っています。厳しい状況ではありますが、最後みんなで笑顔で終えられるように、日常のトレーニングから精進していきます。よろしくお願いいたします」

 平岡新監督は、クラブの公式HPを通じて、このように意気込みを示している。

 なお、今回のタイミングで今矢直城コーチ、安野努フィジカルコーチとの契約も解除。文字通りスタッフを刷新して、清水は残り9試合を戦うこととなった。


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