横浜FCを率いる下平隆宏監督が29日、次節の湘南ベルマーレ戦(31日・BMWス)に向けたオンライン取材に応じた。チーム得点王のMF松尾佑介ら主力を負傷で欠くなか、下平監督は前節復帰したMF中山克広に期待を寄せた。

上写真=湘南戦に向けたオンライン取材に応じた下平監督(写真◎スクリーンショット)

「次の湘南戦もいける」

 前節は北海道コンサドーレ札幌に0-3で敗戦した横浜FC。試合後、札幌のペトロヴィッチ監督から目指すスタイルを称賛されたが「うれしい反面、しっかり結果が伴うようにしないといけないと思った」と下平監督。攻撃サッカーを貫きJ1通算200勝を達成した敵将の言葉に刺激を受けたようだ。

 札幌戦では相手のマンツーマンディフェンスに苦しみ、思うようにボールを運べなかった。「マンツーマンの場合は個の力が出てしまう。個のマッチアップで勝てれば苦にならないけど、うちのようにフリーマンをつくっていくチームにとっては苦手なところ」。チーム最多7得点の松尾佑介は左肩脱臼により長期離脱中で、最多4アシストの松浦拓弥も札幌戦は欠場。攻撃をけん引してきた両翼の不在は大きかった。

 一方、札幌戦では長らく戦列を離れていた中山克広が約3カ月ぶりにピッチに立った。昨季のJ1昇格に大きく貢献したスピードスターの復帰に指揮官は「新しい戦力になる」と期待を寄せ、「状態は上向いている。この間は短い時間だったけど使えたし、次の湘南戦もいける」と連続起用を示唆した。


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