ACLの日程変更に伴い、ヴィッセル神戸は28日にアウェーでベガルタ仙台と対戦する(J1第30節・ユアスタ)。11月下旬から再開するACLにタイトルの望みをかける神戸だが、MF安井拓也は目の前の試合に意識を集中させている。

上写真=オンラインで報道陣の取材に対応するMF安井(写真◎VISSEL KOBE)

「ゴールを目標にプレーを選択したい」

 三浦淳寛監督が就任してから3連勝を飾った神戸だが、直近4試合は1分け3敗と負けが込む。27日のオンライン取材に応じた安井は「最近はゴールに向かう場面が少ないと感じる。自分自身もミスをしないようにしようと、消極的というか安パイなプレーが多かった」と反省した。

 特に守備の不安定さが目につき、10月以降の5試合で12失点。中盤を務める安井は「一番は切り替えの部分」とチームの課題を認識し、「どうしてもミスが出るスポーツなので、そのあとのアクションで全員が助け合えればミスもミスじゃなくなる。そういうことを増やせれば簡単に失点しないと思う」と話した。

 前節の鹿島アントラーズ戦から1週間のインターバルが開き、その間は守備に重点を置いたトレーニングが行なわれてきたという。「シュートブロックの部分とか、クロスを上げさせないとか、そういう細かいことを突き詰めた」と安井。28日に仙台戦に向けては「奪いに行く意識を出せば相手にプレッシャーを与えられる。そういう中でミスも出てくると思うので、そこからのショートカウンターであったり、ゴールを目標にプレーを選択したい」と意気込みを語った。

 リーグ戦は現在11位で、来月末に再開するACLにタイトルの望みをかける神戸だが、安井は「先の話なのでそこまで意識していない」。監督交代後もコンスタントに出場機会を得ている21歳は「そこも大事だけどJリーグも大事なので、まずは目の前の試合を全力で戦うことを意識しています」と、一意専心の気持ちで精進する。


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