ヴィッセル神戸のブラジル人DFダンクレーが27日、練習後にオンライン取材に応じた。リーグワースト2位と失点数についてコミュニケーションの問題を指摘されると、ダンクレーは「ピッチ内で難しいと感じたことは一度もない」と反論した。
上写真=27日のオンライン取材に応じたDFダンクレー(写真◎VISSEL KOBE)
拙いミスと基本的なミス
前節の鹿島アントラーズ戦(●2-1)から1週間のインターバルが開いた神戸。鹿島戦を出場停止で欠場したダンクレーは「小さなミスを繰り返さないために、チーム全体で良い練習ができたと思っている」と話した。
神戸はここまでリーグワースト2位の失点数を記録しており、11月下旬に再開するACLに向けても守備再建が急務。三浦淳寛監督が「基礎が一番大事だと思っている」と言えば、ダンクレーもそれに同意する。
「基礎が一番大事なのは間違いない。僕たちは拙いミスと基本的なミスを繰り返し、勝ち点を逃している事実がある。基本に立ち返って見直さないといけない」
また、多国籍軍ゆえのコミュニケーションの問題を指摘されると「天皇杯を取ったとき、ゼロックスを取ったときにそういう質問はなかった。何故そういう質問をするのでしょうか?」と反論。「ピッチ内で難しいと感じたことは一度もない。むしろコミュニケーションは取れている」と結束を強調し、「いま自分たちに起こっているのは、チームが変わろうとしている時期に起こりうること。監督が代わり、どうしてもうまくいかないときもある。チームとして順応できれば簡単なミスもなくなってくるはず。何も気にしていない」と言いきった。