上写真=ボランチの位置で攻守に走り回った青山敏弘(写真◎J.LEAGUE)
■2020年10月24日 J1リーグ第24節(@カシマ:観衆7,466人)
鹿島 1-0 広島
得点:(鹿)エヴェラウド
(広)なし
悔やまれる「ゴール前の精度」
最後まで鹿島のゴールをこじ開けることはできなかった。前後半で放った9本のシュートは、すべて空砲に終わった。
「チームとしての狙いは非常に出せていたと思うので、ゴール前の精度というところが今日は出たかなと思います」
試合後、青山敏弘は完封負けの要因をそのように振り返る。前半34分にはエゼキエウのシュートがポストに弾かれ、37分に森島司がフリーで放ったヘディングシュートは枠をとらえることができなかった。後半にも東俊希や川辺駿らが果敢にシュートを打つも、相手GKに防がれた。90分間で多くの得点チャンスをつくり出したが、1点が遠かった。
「前半から守備も攻撃もバランスよくできていたと思う。後半の勝負どころで、あの一本でやられたなという印象です」
「あの一本」とは、鹿島のエヴェラウドにゴールを許した場面。終盤に差し掛かった後半31分に敵陣でボールを奪われ、ロングパス一本で逆襲を食らった。前がかりになって攻めていただけに、悔やまれる失点となった。
「試合自体は、ゲームをしっかりつくっていたので、このアウェーの鹿島戦でも勝利して帰りたかった。悔しいですね」
青山は後半39分に途中交代。チームを勝利に導けず、悔しさを募らせる。次戦は10月28日、エディオンスタジアム広島に昨季王者の横浜FMを迎える。「連敗しないことが一番大事。良い相手なので、しっかり戦いたい」と、背番号6はホームで連敗阻止を目指す。
現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE