J1で8位の柏レイソルを率いるネルシーニョ監督が21日、オンラインで報道陣の取材に応じた。ネルシーニョ監督は前節の湘南ベルマーレ戦での黒星を悔やみつつ、上位進出に向けて「この先すべての試合は決勝戦」と意気込みを語った。
上写真=21日のオンライン取材に応じたネルシーニョ監督(写真◎スクリーンショット)
次節は4位G大阪と激突
18日に敵地で行なわれた湘南戦では終盤に立て続けに失点し、最下位相手に逆転負けを喫した柏。ネルシーニョ監督は「状況を見ながら追加点を取りに行くことが求められたが、状況を見るというディテールが欠けていた。攻め急いだ部分は否めない」と試合運びに問題があったと語った。
先週末は5位の名古屋グランパス、6位の鹿島アントラーズ、7位の横浜F・マリノスも敗戦。もしも湘南戦に勝利していれば鹿島、横浜FMを抜いて順位を6位に上げられた。
「鹿島、マリノス、名古屋といった上位を競い合っているチームも前節勝てなかったという結果を見ると、我々が失った勝ち点は3ではなく、勝ち点12を失ったと考えるべき」
ネルシーニョ監督はそのように振り返り、選手たちには「この先すべての試合は決勝戦のようなつもりで戦わないといけない」と覚悟を促した。
次節は24日に4位のガンバ大阪と対戦。湘南戦で失った勝ち点を取り戻すため、アウェーであっても勝利が欲しいところ。5日間のインターバルを最大限に活用することを考えている指揮官は「選手たちにはしっかり休息を取ってもらい、ガソリンのタンクをいっぱいにしてもらって次の試合、終盤戦に向けての準備をしてもらう」と話した。