J1首位を走る川崎フロンターレは20日の第17節・浦和レッズ戦に勝利し、5連勝を達成。この結果、2位セレッソ大阪との勝ち点差は8に開いたが鬼木達監督は「勝ち点は気にしていない」と語り、後半戦もフロンターレらしく積極的に戦うと宣言した。

上写真=20日の浦和戦で指示を飛ばす鬼木監督(写真◎J.LEAGUE)

「両ゴール前のこだわりが出てきた」

 リーグ後半戦も川崎Fの勢いは止まりそうにない。20日の浦和戦は敵地で3ゴールを奪い、守備では4試合ぶりの完封を達成。指揮官は「両ゴール前のこだわりが出てきた」とチームの出来に満足感を示した。

 浦和戦ではベテランが存在感を見せた。34歳の家長昭博は右サイドから攻撃をけん引し、全3得点に関与。山根視来の先制点をお膳立てした絶妙なループパスについて鬼木監督は「ああいうアイデアがこのチームに必要」と語り、「前線の選手は得点やアシストにこだわってほしいと思っているし、そこは彼がどんどん成長しているところ」と目を細めた。

 また32歳の小林悠は貴重な追加点を決め、5年連続の2ケタゴールを達成した。過密日程の今季はレアンドロ・ダミアンと出場時間を分け合う小林だが、ピッチに立つと驚異的なペースで得点を量産しており、指揮官も「こんなに早く2ケタに到達するとは」と驚きを隠せない様子。「歳を重ねるごとにゴールに貪欲になっている。チームを勝たせるために何が必要か分かっている」と称賛した。

 浦和戦での勝利により、2位C大阪との勝ち点差が8に開いたが鬼木監督は「勝ち点は気にしていない。セレッソの勝敗で自分たちに影響はない」ときっぱり。「自分たちのやるべきことは勝利すること。こういう状況で、フロンターレのサッカーを見て楽しいなと思ってもらうことが大事だと思っている」。

 23日にホームで行なわれる第18節・横浜FC戦に向けては「中2日だからアグレッシブにできなかった、というようなゲームにはしたくない。どんなときでも3点以上を取ろう、と掲げてやっているので言い訳をせず、アグレッシブにやりたい」と意気込んだ。


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