9月19日、Shonan BMWスタジアム平塚でJ1第17節の湘南ベルマーレ対清水エスパルスが行なわれ、アウェーの清水が9試合ぶりの勝利を飾った。今季リーグ戦初ゴールを決めたFWジュニオール・ドゥトラは、今後の巻き返しを誓った。

上写真=湘南戦で2得点に絡んだFWジュニオール・ドゥトラ(写真◎Getty Images)

■2020年9月19日 J1リーグ第17節(@BMWス:観衆4,170人)
湘南 0-3 清水
得点:(清)カルリーニョス・ジュニオ、ジュニオール・ドゥトラ、西澤健太

今季ベストパフォーマンス

 清水はこの試合でシステムを3-5-2に変更し、2トップはジュニオール・ドゥトラとカルリーニョス・ジュニオのブラジル人コンビが務めた。3試合ぶりに先発メンバーに名を連ねたドゥトラは「初めてカルリーニョスと2トップを組んだけど、2人ともブラジル人なのでコミュニケーションも取れるし、お互いの特徴を分かっているので非常にやりやすかった」と振り返った。

 運動量は最後まで衰えず、1-0で迎えた86分には勝利を決定づけるゴールを決めた。センターサークル付近で相手DFとの競り合いを制し、ゴールに向かってドリブルで持ち込むと、ペナルティーエリア外から鋭いミドルシュートを突き刺した。これが今季リーグ戦での初ゴール。左右にパスコースがあったがシュートを選択し、「周りの選手が良い動きをしてくれた」と感謝した。

 さらにアディショナルタイム、鈴木唯人からの落としを受けて放たれた正確なコントロールショットはポストに当たったが、跳ね返りを西澤健太が押し込んだ。2得点に絡んだドゥトラもあり、清水は連敗を7でストップ。長いトンネルを抜けて9試合ぶりの勝利をつかんだ。

 今季ベストパフォーマンスを発揮したドゥトラは「きょうは素晴らしい試合ができた。自分だけが良いプレーをしたのではなく、周りも素晴らしいプレーをして、守備陣がよく頑張って無失点に抑えてくれた」と勝因を語り、リーグ後半戦に向けて「前半戦より結果を出したい」と意気込んだ。

取材◎多賀祐輔 写真◎Getty Images


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