ヴィッセル神戸のトルステン・フィンク監督は8日、川崎フロンターレ戦を翌日に控え、オンラインで取材に応じた。リーグ戦、ルヴァンカップに続く今季3度目の対戦に向けて、指揮官は「積極的に戦う姿勢が重要だ」と話した。

上写真=ケガ人が相次ぐ中でも積極的に戦うことを誓ったフィンク監督(写真◎VISSEL KOBE)

三度目の正直を狙う

 川崎Fとは、この3週間で3度目の対戦となる。8月26日のJ1第24節は、ホームで2-2と引き分けた。9月2日のルヴァンカップ準々決勝も同じくホームで、0-6と大敗した。次は、川崎Fのホームへ乗り込むことになる。

 ルヴァン杯での大敗の後、「0-1で6回負けるよりいい」と話したフィンク監督だが、この日も強気の姿勢を貫いた。「川崎をリスペクトしているが、怖がってはいない。勇気を持って試合に臨む」と、意気込んだ。

 目標達成のために選手たちに求めるのが、アグレッシブさだ。「チーム全員がアグレッシブさを持って、ボールを奪う姿勢を見せてくれないと、この相手には勝てないと思う」。勝てると思っているからこそ、そう注文する。

 特に今、戦う姿勢が必要な理由がある。「チームを率いるリーダー的存在がチームに欠けている。軸となる真ん中のライン、大﨑(玲央)、(アンドレス・)イニエスタ、ドウグラスと、この3人がいない中で、他の選手がパフォーマンスを上げなければいけない。それが戦う姿勢なのか何であるかは各選手のやり方があると思うが、皆でカバーしないといけない」。全員で、チームを引っ張り上げていかなければならないのだ。

 前節は湘南ベルマーレ相手に引き分けたが、良いプレーができていたとフィンク監督は考えている。「川崎も我々を侮ってはいけないと思う。相手にダメージを与えるクオリティはあるので、明日はそれを見せたい」。引き分け、大敗に続いて、三度目の正直なるか?

取材◎杉山 孝


This article is a sponsored article by
''.